大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

赤穂線 天和駅!

2020年09月14日 | 

兵庫県赤穂市鷆和字苗座にあるJR西日本の天和駅は、山陽本線の相生駅と東岡山駅とを瀬戸内海に沿って結んでいる全線単線の赤穂線(57,4km)の駅として、1963(昭和38)年5月1日に開業しました。

岡山方面に向かって右側に配置された単式ホーム1面1線のみを有する無人駅で駅舎はなく、直接ホームに入る形になっています。

2018(平成30)年度の1日の平均乗降客数は401人で、これは起終点駅を除く赤穂線の全17駅中14位です。

天和駅が属する赤穂線は、改正鉄道敷設法86号の「兵庫縣有年ヨリ岡山縣伊部ヲ經テ西大寺附近ニ至ル鐡道及赤穂附近ヨリ分岐シテ那波附近ニ至ル鐡道」により、山陽本線の輸送力を補う代替・バイパス線として計画・建設された路線でした。 しかし、赤穂線が全通した時点で、並行する山陽本線は電化が完了し、輸送力の増強が図られた一方、赤穂線自身は単線で、かつ一部区間が非電化での全通であったため、当初想定されていた「山陽本線の輸送力を補う代替路線」ではなく、「地域住民のためのローカル線」という存在での開通となりました。 それでも、全通当時沿線に赤穂市・西大寺市の二つの市を抱えていたことから、大阪と山陽・九州方面を結ぶ優等列車(急行「鷲羽」「つくし」など)の一部が当路線を経由していましたが、新幹線博多開業の1975(昭和50)年3月10日のダイヤ改正以降、定期の優等列車は設定されていません。

  <天和駅の年表>

 ・1963(昭和38)年5月1日:国鉄赤穂線の駅として開業
 ・1969(昭和44)年8月24日:播州赤穂駅~当駅~東岡山駅間が電化される
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・2010(平成22)年12月1日:組織改正により、神戸支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更される
 ・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
 ・2018(平成30)年9月15日:ICOCA対応のIC専用機導入により、「ICOCA」の利用が可能になる

 
(駅 名 標)

 
(岡山方面を望む)

 
(播州赤穂方面を望む)

 
(天 和 駅)

 
(ホームの待合所)


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