兵庫県神戸市西区押部谷町にある木幡駅は、鈴蘭台駅から粟生駅までを結ぶ神戸電鉄粟生線(29.2km)の駅です。 もともとは三木電気鉄道の駅として1937(昭和12)年6月15日に開業しました。
相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
1979(昭和54)年11月に建てられた駅舎が下りホーム(粟生方面行きホーム)側にあり、上りホームへは構内踏切で連絡しています。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降客数は855人で、これは起終点駅を含む粟生線の全20駅中15位です。
木幡駅が属する神戸電鉄粟生線は、鈴蘭台駅~木津駅間の急峻な50‰の勾配を越え、神戸市西区から三木市を中心に広がる住宅地と神戸市の中心部を結ぶ通勤・通学路線で、1990年代初頭までは輸送人員が伸びていましたが、1990年代後半から路線バスとの競合などが影響して輸送人員は激減し、2000年代に入るとついに路線の存続が困難な状態に陥りました。 その後も慢性的な赤字を抱えて状況は悪化の一途を辿り、危機的な状況が続いています。
<木幡駅の年表>
・1937(昭和12)年6月15日:三木電気鉄道の駅として開業
・1947(昭和22)年1月9日:神戸有馬電気鉄道と合併して神有三木電気鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1949(昭和24)年4月30日:社名が神戸電気鉄道に変更され、同鉄道の駅となる
・1952(昭和27)年10月1日:駅名が電鉄木幡駅に改称される
・1979(昭和54)年11月 :新駅舎竣工
・1988(昭和63)年4月1日:駅名が再び木幡駅に改称される
・2007(平成19)年4月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2011(平成23)年3月1日:喫煙コーナーを廃止し、駅構内終日全面禁煙化
・2014(平成26)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2015(平成27)年3月3日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
(駅 名 標)
(踏切上から粟生方面を望む)
(木 幡 駅)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2014(平成26)年6月1日