8月1日はバイキングの日です!
バイキング方式とは、レストラン、ファーストフード、焼肉、かに、しゃぶしゃぶ、寿司、中華料理、ジンギスカンなどの飲食店にて、一定料金で指定された範囲から好きなものを好きなだけ食べることが可能な食事のシステムのことで、時間制限が存在しない店と、回転率の向上のために1 - 2時間程度に制限する店があります。
新館建設のため新しいレストランを模索していた帝国ホテル社長の犬丸徹三は、1957(昭和32)年に訪問先のデンマークのコペンハーゲンで、魚介や肉料理、酢漬けなど、数十種類の料理を1度に並べ、それを自由に取り分けて食べるスカンジナビア(北欧)の伝統料理“スモーガスボード”に出会い、この“好きなものを好きなだけ”食べるというスタイルに注目した犬丸は、帰国後の1958(昭和33)年8月1日に日本初のブッフェレストラン『インペリアルバイキング』をオープンさせたのでした。
ちなみに、この店名は当時帝国ホテル脇の日比谷映画劇場で上映中だったのハリウッド映画『バイキング』で映し出された海賊たちの豪快な食事シーンから着想を得て、社内公募により帝国ホテルの英語名と併せて「インペリアルバイキング」と名付けられたのでした。
このオープンしたレストランは昼1200円・夜1500円と、当時の宿泊料金(約1800円)と変わらないほどの値段であったにもかかわらず、瞬く間に話題になり、評判を聞いたお客様がどっと押し寄せて、昼も夜も連日行列ができるほどの盛況ぶりだったそうです。
そして、誕生から50周年を迎えた2008(平成20)年を機に、帝国ホテルがオープン記念日の8月1日を「バイキングの日」に制定しました。
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