福井県南条郡南越前町にあるJR西日本の今庄駅は、米原駅から敦賀、福井を経て金沢駅までを結んでいる北陸本線(176,6km)の一般駅として、1896(明治29)年7月15日に開業しました(開業時は北陸線に所属)。
かつては島式ホーム2面4線を有していましたが、後に旧1番のりばの線路が撤去されたので、現在は単式ホームと島式ホームの2面3線を有する簡易委託駅です。
1975(昭和50)年3月に建てられたコンクリート製の駅舎が健在で、駅舎からホームへは跨線橋で連絡しています。
2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は188人です。
この今庄駅は、北陸トンネルが開通するまでは旧線の急勾配に対応するために、補助機関車を連結する機関区(今庄機関区)が設置され、優等列車も停車する主要駅でした。 現在も広い構内や給水塔など当時の遺構が残っています。
<今庄駅の年表>
・1896(明治29)年7月15日:北陸線の一般駅として開業
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄北陸本線となり、同線の駅となる
・1962(昭和37)年6月9日:今庄機関区が閉区
・1975(昭和50)年3月:現在の駅舎が竣工
・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
・1985(昭和60)年3月14日:貨物取扱い廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・2000(平成12)年7月1日:駅の簡易委託化
(駅 名 標)
(米原方面を望む)
(今庄駅駅舎)
(駅 舎 内)
(駅 構 内)
撮影年月日:2016(平成28)年3月27日