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ソレイマニ司令官殺害作戦の真相(5/完)(=イラン内DS細胞の摘出オペだった)

2020-01-20 16:45:37 | インテリジェンス
この標題では、この(5)を最後にします。
「イランのレジーム・チェンジ」については、別立てにします。
標題の締めを飾る情報分析は、
ソレイマニ司令官殺害作戦が暗示する「真の意味」についてです。

お伝えする内容の要約で、「最大のこれ1つ」を挙げるなら、
<ソレイマニ司令官とトランプ、両者において、
「暴走加速化工作(アクセラレート工作)」が使われている>
と分析できることです。

(ア) ソレイマニ司令官は 「イランを敵から守る」 という大義・正義を掲げつつ、
それをわざと 「暴走加速化工作(アクセラレート工作)」させ、
シーア派に仇なすスンニ派を虐殺したり、イラン自国民の反体制派を虐殺したり
していた。

(イ) トランプ政権もイラン・イラク問題に関して、
わざとエスカレートさせ暴走加速化させて、
「米軍の中東駐留状態」を破壊する
アクセラレート工作(=暴走加速化工作)の行動を色々とやっている

このように、分析できます。

以下、詳しく見て行きます。

そもそも、
この「暴走加速化工作(アクセラレート工作)」は、目茶めちゃ便利な技法で、
汎用性が高い工作技法です。例えば、
男女で、どちらかが別れたいと思うが、もう片方は「別れるの嫌だ」
と言っている場合の「縁切り技法」として、誰でも使えます。
男で、ギャンブル好きなら、わざとソレにのめり込む演技をして、
破滅的人間であり、一緒にいるとロクなことにならない、将来もない、
と相手の女性に思わせることができれば、工作成功です。

女性の場合でも、何か(潔癖症とか、逆にだらしないとか、或いは趣味趣向)に変態的にのめりこむフリをして、行動の暴走を加速化させ、
「この女、まじヤバイ!一緒にいたらヤバイ!」と、破滅的女だと思わせられれば、
男も逃げて行きます。 

ポイントは、「演技でよい」「マッドを演じる」ということです。

ソレイマニ司令官が、イラン国内報道で、どのように「英雄視」されているか、
「パース・トゥデイ」の記事をご覧になればわかるでしょう。
引用すると、文字数オーバーになるので、リンクでご覧下さい。

(注・「ペルシア人」として記録に残るのは、アッシリア王シャルマネセル三世BC843年の碑文に「パルスア(Parsua)」とあるのが初出だとのこと)

◆ソレイマーニー司令官は正義の人だった!?

この記事だけを読めば、ソレイマニ司令官がいかにイランのために戦ってくれた愛国者か、と思ってしまうものです。
しかし、彼は、それ以上に、「イランのためという正義」を名目にして、
行動を暴走化させて、ひどいことを沢山やって来たことが、
西側情報で明らかになっています。
「正義の錦の御旗を掲げながら、わざと行き過ぎさせて、ひどい暴虐(虐殺)を行う」
という「暴走加速化アクセラレート工作」です。
後でリンクする田中宇氏の表現だと

・・引用<
スレイマニは、イラン革命防衛隊(国軍より強い事実上のイラン軍)の中の
「関東軍」とも言うべき外国展開軍であるコッズ軍を率いており、
>・・・
と、
大日本帝国における暴走した「関東軍」に譬えているのは、
秀逸です。

文字数制限の関係で、ソレイマニ司令官の件はここまでとし、
あとは、この件に関する
トランプ政権の「暴走加速化アクセラレート工作」について扱います。

ソレイマニ司令官殺害 → イランの報復宣言 → アメリカに
報復して来たら、トランプが「52箇所にミサイルぶちこむぞ」とイランを脅しました。
Qフォロワーで軽薄系の人は、
「ウフフ、悪魔のイラン、シーア派の壮麗なモスクが灰になっちゃうよ、ワクワク」
みたいな反応がありました。
真っ当なQフォロワーであれば、トランプのこの発言が「マッドであること」を
内容的に判別できなければ駄目で、そうでないなら、
知性(インテリジェンス)が飛んでいる状態と言えます。
かつての駐イラン米国大使館人質事件で「52人が人質だったから」、語呂合わせで、52箇所にミサイルをぶち込む、
というのは、明らかに「過剰報復予告」ですから、
トランプがわざと「マッドマン」を演じていることに、気づきましょうね。

優秀なジャーナリストであり、年収も昔から億越えの木村太郎さんは、
イランは、トランプ・アメリカの虎の尾を踏んだのではないか、
これはヤバイことになりそう、という分析を出しました。
米NSAから公開リークされるQ情報を見ていない、プロのジャーナリストが
(情報の周回遅れで)事態を見誤る典型と言えるでしょう。

◆トランプ大統領「52標的を攻撃」で甦る40年前の事件
  イランは“虎の尾”を踏んだか 
https://www.fnn.jp/posts/00049648HDK/202001061730_tarokimura_HDK

ここで、田中宇氏の「最新の貴重な記事」を取り上げます。
前回の記事(4)でも、謎解きの中核をなした、イラクのアブドルマハディ首相の発言です。
彼の「議会演説」の内容を田中氏は伝えてくれています。

以下、重要部分をピックアップします。
ソレイマニ司令官の殺害に関して、
・・引用<
トランプは、軍産のふりをした「隠れ多極主義」で、
隠れ親イラン・隠れ親中国なので、
殺害は 逆効果になるように仕組まれているのだが。
>・・・

↑この意味は、トランプ政権は、一見、
ボルトン的なネオコンの「反イラン」を踏襲した言動・行動をしているように見えるが、
実は、「隠れ親イラン」である、と指摘しているのです。
そればかりか、現在、「米中貿易戦争」をしているが、その実、
「隠れ親中派である」とまで言っているのです。

これは実は、「正しい分析」なのですが、
少々、説明を要します。
既に、「ハメネイ師が反DS」なのは、(3~4)で解説済みですね。
次に、
共産チャイナについては、江沢民派がディープステート派です。
そして、ハメネイ師同様、実は、実は、
「習近平は反DS派」なのです!!!

(→ウバイドワンワールド國體において、習近平は、
超重要な任務を請け持っており、それゆえ、日本に対しては、
まず、国家主席になる前に、一カ月ルール破りまでして、天皇陛下に挨拶に来たのです。
そして、今年「国賓」として来日し、今上天皇に謁見する予定です。)
(ゆえに、安倍首相が、習近平を国賓待遇から外すことは絶対しません。
これは、媚中とは別の次元の話なのです。)
(安倍首相と天皇家の「諜報的な超国家的な底力」を信じましょう!)

・・引用<
再びトランプ側から電話がかかってきて
「中国とつきあうな、さもないと反政府デモを扇動して
お前の政権を転覆してやるぞ」と脅された。
(◆反政府デモ発生)
再びトランプ側が電話してきて
「中国との契約を解除しろ。さもないと米軍の特殊部隊が
デモ隊を狙撃して反政府運動を激昂させ、
おまえの政権を潰してやる」と脅した。
(◆反政府デモ隊を狙撃する事件が発生)
トランプ側からアブドルマハディに電話が来て
「お前と国防相を暗殺するぞ。早く中国と縁を切れ」と脅された。
(◆アブドルマハディー首相の辞任表明)
(1月3日)スレイマニはイラン政府の代表としてサウジアラビア国王にあてた手紙を持ち、この日の午前8時にアブドルマハディと会う予定だった。
  ◆スレイマニ司令官をドローンで殺害
>・・・

田中氏は続けて、次の点を指摘。

米ディープステートが、フセイン・イラクを打倒した後、
「イラクを米国の傀儡国家化」するために、
・・・引用・・
03年のイラク戦争で政権転覆された後のイラク政府は、
石油輸出収入のすべてをNY連銀の口座に預け、
そこからイラク政府が毎月の国家運営に必要な
10億-20億ドルずつを引き出す仕組みを
米国から義務づけられ、米国がいつでも
イラク政府の財布を凍結できる傀儡化のシステムになっていた。
・・・・・

このような「屈辱的な奴隷システム」になっているわけですが、
トランプは、「それをわざと悪用」して、
イラクが石油輸出して正当に得た売却代金を
ぜんぶ経済制裁で凍結して渡さないぞ、オラッ、
と脅したのです。

このトランプの「マッドマン」ぶりに、
あきれて物も言えないイラク政府は、
「チャイナへの石油輸出を従来の3倍に増やすと発表」
しました。
このように、トランプの「マッドマン的やくざ脅迫」は、
逆に、イラクを「ペトロユアン(石油の人民元建て決済)」の方に
押しやっています。

こうした「マッドマン」的な「行き過ぎ」は、
意図的な、「暴走加速化工作(アクセラレート工作)」の一貫だ
と見抜かなければなりません。

田中宇氏は、そうした見方ができる数少ない国際情勢アナリストです。

トランプは、
「イラクに対するドル決済凍結の経済制裁だけでなく、
イラクに対する軍事支援も減額する」
と言っていますが、
早速、チャイナが「アメリカより安く武器を輸出しますよ」
と売り込みして来ており、
トランプの脅しは、見事な逆効果を発揮しています。

以上、
結論としては、米軍が中東から撤退して行くためには、
米国としても、ネオコンの手前、「素直な撤退は中々難しい」ので、
ひとひねりして、ネオコン得意の「脅しや制裁」を加速化工作で乱用し、
反米運動を激化させ、「超・嫌われ者」として、追い出される形で、
米軍撤退は仕方がないものと正当化して行く、
というオペレーションになります。

これがわかると、
同じ流れ(同じ工作手法)で俯瞰して類推すれば、
朝鮮半島においても、韓国の反米運動が高まることを
トランプ政権は、実は裏で歓迎し、支援する立場である、
という読み解きになります。
ハリー中韓大使は、わざと過去の韓国総督府の日本人がヒゲをつけていた
のに倣って、ヒゲを生やしたのではないか?
とさえ、言えるわけです。
わざと、嫌われるために、です。

では、締めの結論です。
当総研が見るところ、
ソレイマニ司令官の殺害は、
トランプ政権による「暴走加速化工作(アクセラレート工作)」の一貫であり、
「その心」は、イランとイラクの独立の裏支援であり、
今後、次々に起きて行くであろう、朝鮮半島での米軍撤退、
高麗連邦の建国や、共産チャイナのレジーム・チェンジにまで波及して行く
「壮大なドラマ」の
「スタートの号砲」であった、
という位置づけになるであろう、
と、洞察します。

中東においては、トランプ・アメリカは、
過去、アメリカが、中東テロリストの「影の最高司令官」であった
という「秘密」を持っています。
そうした悪事を精算し、そこから「足を洗う」のです。
各国は、従来の「米国DSによる傀儡化」という「魔の手・魔の糸」を振り切って
次々に「自主独立」して行きます。 

過去、米国政府中枢(ディープステート)で糸を引いていた
「中東テロリストの影の最高司令官」の面々
とは、こちら。
Deep state terrorist generals





本日は以上です。
それではまた。

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