今週のbeを、お楽しみください。
まず、1.街のB級言葉図鑑 -
私の大好きな「せんべえ」なんですね。
2.サザエさんをさがして - 犬の服
私は、小さい時に犬に吠えられたのか、なかなか好きになれません。
大きいのはもちろん、小さいのでも、向こうから来ると身構えます。
3.歴史のダイヤグラム - 幸田文、運転台に乗る
覚え間違いかもしれませんが、市川崑監督の「おとうと」は、この方がモデルではなかったか!
それにしても、すごい体力ですね。しかもずっと観察し続け。
最後の配慮をどの様に考えれば、良いのでしょう?
今の世のジェンダーに取り残されている私。
でした。
【子規365日】■7月4日
夕立や殺生石(せっしょうせき)のあたりより 1893(M26)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
《夕立》の俳句
夏の夕方、入道雲が近づいて来ると、俄にかき曇って暗くなり、ひやりとした風が来る。風が過ぎると
大粒の雨が車軸を流す様に降り、あとはからりと晴れて蝉の声が起る。白雨(ゆうだち)。
・白雨や草葉を掴(つか)む村雀 蕪 村
・鏡中に西日射し入る夕立あと 誓 子
・祖母山も傾山(かたむくやま)も夕立かな 青 邨
横田正知編「写真 俳句歳時記 夏」現代教養文庫 より
旧暦五月に降る雨を五月雨(さみだれ)と言います。五月雨をあつめて早しは最上川、松尾芭蕉です。
夏に降る雨を夕立と言います。お月さんとお日さんと、雷さんとが旅をした。宿屋に泊って、雷さんが朝になって起きてみると、連れの姿が見えない。
「これ、番頭さん。連れの二人はどうされた」
「はい、お月さまとお日さまとは早立ちなされました」
「そうか。いや、月日の経つのは早いものだな」
「雷さまは何時お立ちで」
「わしは夕立じゃ」