空(hanul 하늘)風(palam 바람)湖水(hosu 호수)2……青空を吹きぬける風が、湖水にさざ波をたてる。

私たちの暮らしは、美しい自然と共生をとりたい物です。そんな日々の暮らしで、感じたことを綴ります。

奄美の絶滅植物

2017-03-24 10:00:26 | 日記

朝日新聞デジタル3月21日に見かけた記事です。

絶滅恐れの植物、奄美で大量盗掘か 販売業者の可能性も

 奄美群島国立公園に指定された鹿児島県・奄美大島の山中で、絶滅の恐れがある希少植物のアマミテンナンショウやフジノカンアオイの群生地を掘り返した跡が見つかった。環境省や奄美市は盗掘された可能性が高いとみて調査を検討している。希少植物は売買の対象になっており、地元自治体は保護条例で採取を罰則付きで禁じている。

昨年撮影した絶滅危惧種のフジノカンアオイ。同じ場所で今年は見あたらなかった=2016年3月13日

 今月5日、島中部の森にある希少種の群生地。数百メートルにわたって60カ所以上、土が掘り返されているのを、奄美市の自然写真家常田守さん(63)と同行した記者が確認した。山中ではリュウキュウイノシシがミミズを捕るために土を掘り返すことがある。だが、見つかった穴はイノシシの穴より深いとみられるうえ、昨年まで生えていた希少植物の数が激減していた。

 常田さんは「地下茎や根ごと採るために掘ったのだろう。大量盗掘とみて間違いない」と話した。穴の写真を確認した奄美市環境対策課も「イノシシの穴とは形状が違う印象で、盗掘の可能性は高い」とした。

 島の植物に詳しい自然写真家の山下弘さん(65)によると、アマミテンナンショウは1株1千~2千円で取引され、カンアオイも専門に集めるマニアがいる。「販売業者などが入ったのかもしれない」と山下さんは指摘する。

 今回の場所は国立公園の指定地域で、両種は世界自然遺産を目指す奄美の森を代表する希少種。環境省奄美自然保護官事務所は「盗掘なら、島の宝を奪う許せない行為」とし、同事務所と市環境対策課は現地調査を検討している。

 アマミテンナンショウは奄美大島と徳之島の固有種で、環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類。フジノカンアオイは奄美大島の固有種で絶滅危惧Ⅱ類。ともに森林伐採や園芸用の採取などで数が減り、両島の地元自治体は保護条例で採取を禁じている。違反には1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。

 奄美大島には専門のパトロール員がいるが、広い山中では限界もあり、希少ランなどの盗掘が毎年のように確認されている。常田さんは「希少種を持つことが自慢ではなく、恥ずかしいという考えを広めないといけない」と指摘する。


国立公園に指定された奄美大島ですが、このような事が起きてくるのは何とも残念です。palam

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本、UAEに勝ちました。 | トップ | 目からウロコの電力自由化のお話 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事