今週のbeを、お楽しみください。
まず、1.街のB級言葉図鑑 - 屋形船
屋形船 東海林太郎さんの歌で、♫野崎参りは、屋形船でまいろ~♫
野崎参りと言えば、三代目春団治師匠の十八番。
2.サザエさんをさがして - 洋裁
ぶきっちょな私は、ほんと何もできません。
写真にミシンを操る女性が写っていますね。
うちのヨメさんは、結婚祝いでお父さんからミシンをいただきましたが、
何も使わないまま時間が過ぎました。
3.歴史のダイヤグラム - 神谷美恵子、東宮御所へ
世の中には、幾つものお仕事をこなされたスーパーレディーもいらっしゃるのですね。
でした。
【子規365日】■8月4日
短夜(みじかよ)やほろほろもゆる馬の骨 1896(M29)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
《短夜》の俳句
短い夏の夜をいう。春分の日から夜は昼よりも短くなり、夏至の夜が最も短い。
日永は春、夜長は秋、短日は冬というように、よく季節感をとらえた季語である。
・短夜や駅路(えきぢ)の鈴の耳につく 芭 蕉
・短夜や芦間流るる蟹の泡 蕪 村
・短夜の厨(くりや)釣り来し鮒さわぐ れつ子
横田正知編「写真 俳句歳時記 夏」現代教養文庫 より
《お説教の一節から (谷口璽照)
‥‥月日の経つのは早いもの、亀の歩みは遅(のろ)いもの。眠れぬ夜は長く、恋人との一時は短し。待つ日は長いが過ぎてみれば短いもので、それから十年経ちました、親鸞聖人二十九歳。京都の六角堂に参篭したとき、聖徳太子の化身とされている救世観音が、清らかな僧の姿となって正坐をしての夢告を得ることになります。
御開山は磯長でのお告げから、もう寿命がないと思っていたはずです。切羽詰っています。そんな時に、結婚がどうの夫婦がどうのと考えるでしょうか? 文学者や仏教学者がさまざまな解釈をしていますが、磯長のお告げの本質は「在家仏教でいくんだ、家庭生活のなかで救われていく教えこそ大乗仏教なのだ」という確信への歩みだったと思います。それが「もし貴方が結婚するとしても、家庭生活のなかで救われていく教えを広めるのなら、私(観音)が女性の身となり、貴方の妻となって、衆生済度のお助けをいたしましょう」という、お告げになったのです。》
御開山は磯長でのお告げから、もう寿命がないと思っていたはずです。切羽詰っています。そんな時に、結婚がどうの夫婦がどうのと考えるでしょうか? 文学者や仏教学者がさまざまな解釈をしていますが、磯長のお告げの本質は「在家仏教でいくんだ、家庭生活のなかで救われていく教えこそ大乗仏教なのだ」という確信への歩みだったと思います。それが「もし貴方が結婚するとしても、家庭生活のなかで救われていく教えを広めるのなら、私(観音)が女性の身となり、貴方の妻となって、衆生済度のお助けをいたしましょう」という、お告げになったのです。