昼食後、モーツアルト記念館に行きました。家族4人はもちろん別行動。でも、さすがの母もお土産コーナーでダウン。人が多くお土産を買うことが出来ません。仕方がないので私と娘で母の分のお土産もゲットしなければなりませんでした。
旧市街から新市外へ移動の直前、ツアーで行ったプチポアンのお店で今度は私がピンチ。添乗員に教えてもらったトイレが探せず、ゲトライトガッセを全力疾走で行ったり来たり。ツアーの人が気付いてくれ、モーツアルト記念館を出口から入って行くように勧められて、申し訳ないけど裏技を使い、集合時間に遅れずに済みました。ただ、プチポアンは買えず心残りてんこ盛り。がっかり(>_<)。やっぱりまた行かなきゃ。
ザルツブルクで行きたい場所もあります。「サウンドオブミュージック」でトラップ家の撮影場所になった(らしい)レオポルツクローン城(名称も含め未確認)。日本からのツアーではここに行けるタイプがほとんどないので、フリーの旅行をしなければならないのですが・・・何しろことばが・・・・。
結局、集合時間に集合場所に来なかったので主人が探しに行き、添乗員は他の方々を先にヨーロッパ最古の昼食レストランに案内し、私達を再度集合場所に迎えに来る羽目になりました。
そして、もっと恥ずかしかったのは、レストランに着いた母は謝るどころか「時計が止まった」と見え透いた嘘を言ってヘラヘラ笑って皆さんを呆れさせました。私は何も言えずただうつむくだけしか出来ませんでした。更に、決まり悪いことには、レストランの都合で入り口に近い席から料理が運ばれました。つまり、私達のテーブルに最初に料理が来たのです。私は、もちろん遠慮して「先に入られた方から」と言いましたが、伝わらず先に食べることになってしましました。ホントに穴に入りたかった。(/_;) <(_ _)>
ここで、娘の心残りを。メインはステーキだったのですが、「おいしい」と言うので、私が食べられないステーキも食べたのです。なのに~(;_;)、デザートがそれ以上においしく、分厚いステーキを二人分食べてしまった娘は、デザートが少ししか食べられなくて、とても悔しがりました。彼女にとってはこの旅行の最大のピンチ(>_<)、心残りでもう一度ザルツブルクで同じレストランに行きたいと、13年経っても言いますが、行っても同じデザートが食べられるとは限らないしね~。(^O^)
殆ど初海外旅行の私。現金を最小限にして殆どをクレジットカードを使う予定にしていました。後は千円札を20枚。
ところが、結構現金しか使えない場面がたくさんありました。ノイシュバンシュタイン城のお土産ワゴンをはじめ、馬車やら小さなお土産屋などはクレジットカードが使えません。
そして、レストラン。毎食毎食、飲み物の注文をしなければなりません。今なら飲み物は自分で持っているペットボトルでもいいのかな~っと図々しく思いますが、初めてだし、みんな頼んでるし、見栄もあって言われるままに注文し、主人は行く先々でワインだビールだと予定外の出費が嵩み、どんどん現金がなくなってしまい、あわてました。
ドイツとオーストリアの国境で有り金全部1000円札も両替しましたし、母の買い物をカードでして、その都度母から現金をもらっていたのですが、ついにザルツブルクでは小銭だけになって、お札はスッカラカン。「ちびま○るこ」のアニメのように顔面蒼白(@_@)。
幸い主人の財布に1万円札が数枚あったので(人のお金で飲み食いしてないで、もっと早く教えてよ(-_-))多少潤い、予定外でしたが、添乗員に銀行を教えてもらいレートの不利な両替をしました。
そこで、私ってなんてばか! 銀行で財布を出せばいいのに、広場で主人の財布を広げたものだから、あわてて添乗員が飛んできました。「こんなところで財布なんて開けないで」って。海外旅行の基本でしたね。ハハハッ初心者(^_^;)
ちなみに、クレジットカードの使用歴は長いのに、キャッシングは未だにしたことがありません。20数回の海外旅行でたびたびお金では苦労するので(たいていは現金が心細くなる)、一度キャッシングの経験をしておいたら良いとは思うのですが、いつも何とかなるものだから・・・・。
夕方、ヨーデルのコンサートまでの時間はまた別行動。あんなにフィルムを持っていったのに、この時点で日本製のFU○Iフィルムは底をつき、考えなしに撮りまくった主人は責任をとって、娘と母を従えてスーパーに買いに行きました。でもASA400は手に入らなくてASA100。私はオーストリア目当てで来ているのに、ドイツでフィルムがなくなるなんて、冗談じゃありません。大喧嘩です。案の定ウイーンの写真、特に夜のクアサロンなどは見るも無惨で、やっぱりもう一回行かなきゃ。心残り(-_-;)。おかげでインスブルックの私は頭が痛くて、3人がスーパーに行っている間、ベッドで寝てました。
ヨーデルは、第一部のみ見て帰る予定でした。帰りたくない人はタクシーで帰ってくるように、との添乗員の脅しも利かないくらい盛り上がってしまいました。幸い、帰りたくないのが私だけではなかったので、ドライバーが終わる頃にもう一度バスで迎えに来てくれることのなりました。あらら大変だわ。でも、全部見てきて満足。途中で帰ったら後悔していたと思います。
ホテルのオーナーの親日振りは半端ではありませんでした。まず、到着してすぐにロビーではなく、ロビー脇の小部屋に通されました。地元のテレビ局が取材に来ているから協力せよとの事で、撮影が始まりました。私達は入り口のそばに座ったからと娘が一番年少(本当は違ったけれど、他のお嬢さんはとても大人びていて・・・(@_@))に見えたせいか、ホテルのオーナーが「名前は?」とか「どこから来たか?」とか片言の日本語で聞くのです。「さいたま」と答えると「おー!さいたま、のりたま~」って。その取材が何だったのか、番組を見られないので解りませんが、とにかく親日家のオーナーは、日本のツアーの取材をしたかったようなはしゃぎ振りでした。
ところで、このホテル有名らしく、私の友人でノイシュバンシュタイン城に行った人は殆ど泊まっています。部屋のデザインがそれぞれ違っていて素敵ですが、残念ながらエレベーターがありません。重いスーツケースは運んでもらいましたが、3階の部屋は結構な運動量でした。
親日振りの極みは、食事でした。カレーライス。ここまでは納得。らっきょう、福神漬け、ふりかけの「のりたま」、ご飯茶碗、お箸、翌朝の納豆、味付け海苔。よく日本に来られるようで、そのたびに日本から運んで来られるとか。おもしろい人です。
日本に帰ってから、スポット番組でこのオーナーを発見しました。ノイシュバンシュタイン城の近辺にワーグナーにちなんだ劇場を作っていると紹介する番組でした。ヘルメット被って指揮するオーナーが・・・。なるほど、ただ者ではなかったわけです。
取材班は、翌日のノイシュバンシュタイン城に向かうバスまで付いてきました。どんな番組だったのか見てみたいとホントに思いましたが、叶いませんでした。ドイツの心残り。