ビラがパズルの人(東田大志)オフィシャルブログ

ビラがパズルの人ことチェバが、日常という名のパズルを解き明かす!?

公式ページが開設されました!

2009年10月21日 22時45分52秒 | 私のパズルゲーム・書籍など
株式会社ジュピターさんのホームページ内に、ゲームの公式ページが立ち上がりました!
「京大生東田大志が考えたパズル ひらめき◇絵結び」の公式ページはこちらですー。
http://www.jupiter.co.jp/product/game/dsiware/hirameki.html

今のところゲーム内容の紹介ということですが、今後はお試し問題なんかも追加されていくのだそうです。

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パズルをやり慣れている人の視点から見ると、このゲームのポイントは「壁」にあるということになるでしょう。


同じもの同士を線でつなぐという発想は、これまでにもよくあったと言えます。
実際そのようなパズルは、チェバも何度も見たことがあります。
しかし、ただそれだけだと、どうしても奥の深さが限られてしまうようです。

そのためパズルの世界では、このアイディアに改良が加えられて来ました。
たとえば、この「ナンバーリンク」は、方眼を付け加えて、「1マスに1本しか線が引けない」というルールを加えることによって、複雑な問題を作れるようにした例ですね。
http://blog.goo.ne.jp/handbill-puzzle/e/239742ee767c28556424c18b1e603221

ただ、「ナンバーリンク」に見られるルール変更は、この手のパズルを解き慣れていない人にとっては、あまりにもハードルの高すぎる改造です。
というのも、上のリンク先の問題を見て、たいていの人は何をしていいのか呆気にとられてしまうでしょうから。
ナンバーリンクは、とても難しい問題が出来るというメリットと引き換えに、初心者への門を閉ざすというデメリットを持つことになりました。

方眼のような初心者お断りルールを取り払い、なおかつある程度の奥の深さを追求するにはどうすれば良いか。
その答えこそが「壁」だったというわけです。

線が通ることの出来ない「壁」ルールの追加により、数字並びのバリエーションを増やすのみならず、心理的なトリックを増やすことも出来るようになりました。
ナンバーリンクほど難しい問題は作れませんが、決して初心者お断りにならない程度に、複雑な問題を数多く作ることが出来るのが特徴です。

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また、デジタルゲームの世界の視点から見ると、今度は違ったポイントが見えてくるようです。
チェバ自身はデジタルゲームに疎いのですが、どうやら「デジタルなのにアナログ的」であるところが新鮮なのだそうです。

なんと言ってもこのゲームの特色は、タッチペンで書いた自分の線がそのまま画面上に残る、という点にあります。
アナログでの自由に曲線がひけるパズルならではの感覚を、そのままDSで体感することが出来る、というわけです。


もっとも、デジタルならではの要素がないわけではありません。
むしろ、デジタル的な要素が出来るだけ入るように修正してもらった部分も、数多くあります。

たとえば、
・時間制限があり、良いタイムで解けるとキャラクター「ひがしだ君」がビラをまく。
・2通り以上の答えがあり、一方の答えは遠回りしなければならず時間がかかるが、もう一方の答えは時間がかからない、という問題がある。
・線が少しでも壁や他の線にぶつかるとタイムロスする仕掛けになっているため、狭い空間に線を通すには技術がいる。
などなどです。

実際にやってみると、他にも多くのデジタルならではの要素を見つけることが出来るでしょう。
こういうところは、アナログパズルのファンにとっても、新鮮だと思いますヨ。

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色々とアツく語りましたが(笑)、要はルールは単純、なのに新感覚のパズルゲームだということです!
DSiを持っている方は、200円と価格もお手頃ですし、是非ともプレイして頂けると幸いですー。

あっ、今日発売の『ニンテンドードリーム』というゲーム情報誌にも、ご紹介頂けたようですよ。