ヒマラヤ 運命の山
監督・・・ヨゼフ・フィルスマイヤー
出演・・・フロリアン・シュテッター、アンドレアス・トビアス、カール・マルコヴィクス
★フロリアン・シュテッターasラインホルト・・・ヒマラヤ山脈の山頂にあるナンガ・パルバートに登ること夢見る兄
★アンドレアス・トビアスasギュンター・・・弟
内容・・・1970年6月、若き登山家メスナー兄弟はヒマラヤ山脈のナンガ・パルバット(標高8125m)への初登頂を果たす。
しかし登頂成功から1週間後、キャンプ地に戻ってきたのは兄ラインホルトだけで、弟ギュンターの姿はなかった。
下山途中の兄弟に起こったある悲劇が、ドイツの国中を騒がすスキャンダルへと発展していく。
ナンガ・パルバット初登頂者をめぐる裁判のためこれまで語られていなかった事実を、メスナー本人の協力により映画化。
感想・・・自信のある兄弟が、天候の問題で兄一人で単独登頂を目指すということになったが、
下山ルートを作る役割だった弟が、作らないまま兄の後を追う。
二人で頂上はするものの、兄も下山ルートを失い二人して遭難。
二人で頂上を見た、あの時から兄はヒマラヤが行かなきゃいけない場所になる。
その後、2005年ギュンターの遺体発見まで10回も遺体捜索をし
兄の主張通り、下降中のディアミール側山麓の氷河で発見される悲劇の実話。
山の美しさと迫力の映像が素晴らしかった。
大自然が牙を剥いたら人間の力ではどうしようもないです。自信過剰もほどほどが良いですね。
小さな村の小さなダンサー
監督・・・ブルース・ベレスフォード
出演・・・ツァオ・チー、ブルース・グリーンウッド、アマンダ・シュル、カイル・マクラクラン、ジョアン・チェン
★ツァオ・チーasリー・・・北京の舞踏学校でバレエの英才教育を受ける貧しい農村の子
★ブルース・グリーンウッドasベン・・・ヒューストンのバレエ団の主任
内容・・・中国の極貧山村の少年、リー・ツンシンは、毛沢東の文化政策によって、バレエの適性を見いだされます。
たった11歳で親から引き離され、北京の舞踊学校で英才教育を受けることになります。
北京を訪れたヒューストン・バレエのベン・スティーブンソンとの出会いで、
ツンシンの人生が大きく変わっていく… ツンシンの自伝『毛沢東のバレエダンサー』を映画化したという実話です。
感想・・・訳もわからぬまま、厳しいバレエの特訓に耐え 天賦の才能と、ラッキーな人との出会い、
国や自らの運命に翻弄されながらも少しずつバレエに目覚めて行く。
バレエは、見ごたえあり、内容は面白いし、中国の歴史の一面も垣間見れ、印象に残る作品でした。