須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

育メン・ラビ父

2021-06-26 17:56:19 | 猫の物語
ラビは昨年、2020年の春はほっそりした白猫で、かつてうちにいた白猫(メス猫)に似ていると思うぐらい中性的な雰囲気でした。昨年惜しくも亡くなったベンジャミン(看板猫ジャスミンが出産した奇跡の子供)の父親だと思う・・・ぐらいの穏やかな活動ぶりだったのです。

それが一転、花月猫の血筋ではないから余計に奮闘する気になったのか、ニャン玉もコロコロに発育、2歳を過ぎることからプレイボーイぶりを発揮して花月中のメス猫を狙って追い回し、料理長に「しつこいから嫌いになった」と言われるぐらい、しぶといオス猫に変わっていきました。また、よく外に喧嘩をしに行っているようで、「須磨浦公園駅の近くでラビをみた」とイケメン兄ちゃんスタッフさんが教えてくれる程、行動範囲を広げていました。よく言えば、花月猫ちゃん達のエリアを守ってくれているのかもしれませんけどね?!

夏毛になって角刈りオッサンっぽく変身。生傷絶えず

そのラビが南エリアのハナ(ニャニャ)の基地に帰ってきて、今、毎日、子供達を守っています。自然界にいるオス猫は交尾を終えるとメス猫やその後の出産には興味がないと思っていました。しかし、お腹の大きい妊娠中に、ラビがニャニャ、チロがゾロに寄り添っていることがあって意外だったという話を紹介しましたね。

基地の監視塔から見守ります

昨年、ジャスミンが出産した時、ラビがいて嬉しそうだったという話を若女将から聞いたことがあります。半信半疑だったのですが、今年は確信に変わりました。

ニャニャの子供達4匹は、少しずつ活動的になって基地から外に飛び出していきます。階段から落ちたり、カラスに攫われたりするのが心配なのか、ニャニャ母はいつも見張っています。ラビ父は顔がボクサーのように腫れていることも多く、身体も咬み傷や引っ掻き傷だらけですが、遠出せず、箱の上から子供の様子を見守っている時間が長くなりました。
子供が羽目を外したら注意しに降りて行って、寄り添い、子供の小さい鼻に自分の鼻をくっつける挨拶をしたりしているのを見ます。ペコかポコ(前のニャニャの子供)のどちらか一匹が家族とともに残留しているのを気にせずに、ラビ父ニャニャ母、4匹の子供と一緒にご飯を食べていることも多いです。

一家でお食事

東エリアと南エリアは建物の囲むコンクリートが道になって、L字型に繋がっているので、出産後2ヶ月近くになる東エリア7匹の子供と、南エリア4匹の子供が出会い始めました。それを両エリアの大人たちはいつも注意深く見張っています。今は木々がドーム状に茂ってカラスの急降下を防いでいますが、時々アライグマが餌を盗み食いにやってきたり、急勾配の場所があったり、手のひらサイズの子供達には危険なことが多いのです。

基地の前面を守るラビ父

花月猫ちゃん達は親戚だからかな?協力して、みんなでしっかりと子供達を見守っているように思えます。

ラビそっくりの子供に寄り添うニャニャ母


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