花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

たんぽぽの綿毛

2006-10-13 09:50:55 | Weblog
プレーオフに盛り上がる札幌。
熱い熱い秋の始まり。
もうそこまで冬将軍がやってくる。
でも今年はまだまだ今年は熱い!
熱い熱い日本シリーズが、北の大地を燃え上げる。

でも・・・

野球の話しはここまで。
北海道は北海道でも、今日のここだけの話しは、ちょっと胸を熱くするお話をお届けします。

HPのメールサーバーに、1通のメールが届いた。

「北海道までお花を送れますか?」
そんな質問からはじまったメール。

ブログからのご注文は意外と多く、ブログを通してある程度の花師像が出来がってるのでしょうか?
心地のいいメールを頂きます。
HPからの直接頂くメールよりも、ずっとずっと近い距離感のある内容に、一人ニヤニヤする花師です。
今回も先日書いた「初雪草」の画像を見て、「これだ!」と思って頂いたアレンジをご注文。
でも、同じ物を2度と創らない花師です。
世界にたった一つのオーダーメイドの花屋は、ご注文をお聞きしてから仕入れに向います。
お客様の想いを詰め込む為には、この方法が今、最も考えられるベストな方法だと想っています。

「この世に偶然はありません。すべて必然なこと」

と、そう書き添えられたメール。

「『最近よく花が枯れるな』と思ったら、家族の誰かが悲しんでいたり、疲れていたりします。植物は、そういうシグナルを出してくれているのです。同時に、人間の身代わりになって枯れてくれる場合もあります。植物が枯れないと、人間が枯れるのです。」

そしてこう続きます。

「身代わりになる植物はかわいそうですが、枯れたら新しいものと取り替えて、また育てましょう。枯れたからといって、決して「もう植物を育てるのはやめよう」とは思はないこと。身代わりになってくれたことへの感謝の気持ちを忘れずに、『またエネルギーをわけてください』とお願いして置いてください。決して絶やしてはいけません。」

植物が枯れる原因はたくさんあります。
水のやりすぎや、日照量の少なさなど、数え出したらキリがありません。
でも、人間の身代わりになる・・・
花は、喜びの中にだけ存在するのではなく、悲しい時や辛い時、そしてこれからという場所に、花が贈られるのでしょう。
昔から花は人間の傍らにひっそりと咲き続けています。
そして、喜びや悲しみを人間と共に暮らしてきたのでしょう。

「『人があってこそ、自分が磨かれる』ということです。出会いはすべて、自分の課題として与えられたものであるということ。それを思い出せば、また希望が見えてくるはずです。」だと、スピリチュアルの江原敬之さんが囁きかけています。

偶然なんかじゃなく、すべての出会いは必然です。

ブログを通して映し出された文字や花の画像を見て、感じて動く・・・
その結果、花師が創った花が遠い北の大地北海道に渡ることになる。
ひとつひとつの出会いが、小さな何かを動かして行く・・・
もうすぐ届くアレンジは、何を動かしてくれるのでしょうか?
遠く遠く離れた北海道から、たんぽぽの綿毛に乗って、素敵な出会いが飛んできました。

もうすぐ雪がちらつく街に、たんぽぽんのような笑顔が咲いたら・・・ええな。

また聞かせてください。
その時はまた、たんぽぽの綿毛に乗せて、飛ばしてください。

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