はなねこ山 Ⅱ

山歩き里歩きと 野の花山の花

スミレが大好き ♪ 蝶や虫も
 
   

六月の鳥海山へ     2023.06.25

2023-07-01 | 5月、6月に歩いた山

JR東日本の「大人の休日倶楽部パス」を利用して

4日間の東北 花山旅へでかけました。

 

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初日に自宅から象潟まで移動して宿泊

土日祝日運行の ブルーライナーで、標高1160mの鉾立までやってきました。

 

これまで機会がありそうでなかった鳥海山登山なので 期待は大きく

雪の残る美しい姿をぜひとも目にしたかったのですが

残念ながらガスガスです。

 

展望台から

 

この時期のことですから お花はいっぱいで

登山道脇には、タニウツギやウラジロヨウラク

ハクサンシャクナゲ、マルバシモツケ

 

ハクサンチドリ、コケイラン

それから、シラネアオイも

 

 

 

山形と秋田の県境を越えると、雪渓が現れました。

早くも下ってきた若者たちによると、上はガスガス強風だそうですが

お天気はこれから良くなる予報なので 期待していきましょう。

 

雪渓の途中で振り返ると、鉾立が見えました。

 

次の雪渓でチェーンアイゼンを装着

中央に登山者がゴマ粒のように見えているあたりは、急登です。

 

六合目の賽の河原に到着

この後、前方に見える雪渓を登ります。

 

雪が融けて間もないあたりには

お約束のミツバオウレン、ミツバノバイカオウレン

ショウジョウバカマ、イワカガミ

それから、ヒナザクラも

 

 

ガスが立ち込めたり 流れたり

 

チングルマも現れました

 

御浜小屋が近づくと

明るくなって 近くの景色が見えるようになりました。

 

北側には 1554mの稲倉岳

左に目をやれば象潟の海岸線も見えています。

 

 

ミヤマキンポウゲや ミヤマキンバイの黄色が眩しい

 

 

 

御浜小屋付近に上がると

おお! 鳥海湖が見えますよ。

 

けれど、山頂方面も 笙ヶ岳方面もガスガスです。

 

 

そして、このあたりから ハクサンイチゲが一面に。

 

 

 

御田ヶ原への道すがらは

ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、キバナノコマノツメ

ホソバイワベンケイ、ミヤマウスユキソウなどのお花畑です。

 

 

 

 

 

 

お花の種類は少ないものの、量は圧倒的

 

 

 

 

 

日射しはときどきあっても

景色は見えない

 

 

私たちの鈍足では 日帰りの登頂は無理と 端から山頂は目指さず

それでも七五三掛までは行ってみようと思っていたけれど

このお天気ではね~

 

ということで、御田ヶ原が 今日の私たちの山頂です。

 

 

 

とはいえ、ブルーライナーの鉾立発は 16時20分ですから

お花と遊ぶにしても 時間があり過ぎます。

 

御浜小屋から 笙ヶ岳方面へも お散歩に行ってみますが

もう鳥海湖すら見えず、お花の顔ぶれも変わらないので

適当なところで引き返して、お花を見ながら のんびりと下ることに。

 

 

ベニバナイチゴ、コメバツガザクラ

アカモノ、オオバスノキ

 

オオバキスミレ、ウスバスミレ

ミヤマツボスミレ、ミヤマスミレ

 

お花は他にも

ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ツマトリソウ、ズダヤクシュ

ノウゴウイチゴ、ミヤマカラマツ、オオヤマフスマ

ウゴツクバネウツギ?、ウスバサイシン など

 

 

展望台では時間調整ながら しばらくガスがとれるのを待ちましたが

結局、眺望はかなわず

 

それでも、たくさんのフレッシュなお花に会え

ほぼ無風で涼しく 快適に歩けたのはラッキーでした。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。

 

鳥海ブルーライナーのこの日の乗客は、往き4人、帰りは7人

運転手さんによると、下は晴れていたそうです。

 

下山後は温泉に泊まりたいところですが

日ごとに変わる天気予報をにらみながら 出発直前に日程を決めたため

ホテルもエリアも 希望通りというのは難しいです。

 

象潟駅に戻り、この後 大曲まで移動

明日は、14年ぶりに 秋田駒ヶ岳に登ります。⇒

 

 

 *******************************

 

今回の行程

6/24 自宅-東京-秋田-象潟

6/25 象潟6:20(ブルーライナー)6:55鉾立16:20-17:00象潟-秋田-大曲

6/26 大曲-田沢湖-八合目(秋田駒ヶ岳) -田沢湖-盛岡

6/27 盛岡-八戸-鮫-(種差海岸)-鮫-陸奥湊-八戸-東京-自宅

 


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10 コメント

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こんにちわ (モウズイカ)
2023-07-02 07:50:25
拙ブログへのコメントありがとうございました。
天気は残念でしたが、花はいっぱいで好かった。
ところで翌26日は秋田駒に行かれたご様子。
実は私もその日は始発バスに乗り、秋田駒登山でした(自レポートは来週以降になります)。
初夏には珍しい、いや私にとっても(実質初めての)快晴で鳥海山も見えましたね。
そちらの貴レポートも愉しみです。
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モウズイカさん♪ (はなねこ)
2023-07-02 16:12:26
こんにちは。
よく見せて頂いている鳥海山へ、ようやく行ってきました。
そうですね。眺望は残念でしたが、久々の雪渓歩きも亜高山帯のお花見も楽しかったです。
そして、なんと! 同じ日に秋田駒に行かれてたんですね。
素晴らしいお天気のなか、タカネスミレに満足して帰りました。
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Unknown (pallet)
2023-07-02 21:19:12
そういうことだったのですね!
私の心配?は杞憂だったということで
メデタシだったかも(^^ゞ
秋田駒のレポも楽しみにしています♪
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鳥海山 (猫親父)
2023-07-02 22:15:02
東北方面の山は登った事が無いですが、花の山ですね。
此れで晴れて景色が見れたら最高だったでしょうね。
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palletさん♪ (はなねこ)
2023-07-03 10:30:07
こんにちは。
ここの小屋に限らず 小屋に泊まりたくない夫と、歩くのが遅い私の組み合わせでは
鳥海山登頂はあきらめるしかないんです。
例の食事も怖いもの見たさで興味はあったんですけどね。
でも、久々の雪渓歩きが楽しかったし、お花もいっぱい見られたしで
これはこれで良かったかなぁと思っています。
返信する
猫親父さん♪ (はなねこ)
2023-07-03 10:37:38
こんにちは。
東北地方の多雪帯のお山は6月は花盛りですが
お天気が不安定な時期なので 今回も日程には悩まされました。
全体としてはうまく計画できたかなと思っていますが、鳥海山での眺望が唯一残念でした。
来年も元気だったら行ってみたいです。
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Unknown (ゆき)
2023-07-03 13:24:28
日本海側の初夏のお花がいっぱい!。
いいですねぇ。
私も一度は見に行きたかったのですが、
↑ のような理由で(?)山友さんが一緒に行ってくれそうになかったのです
まぁ、行ったことがない山はまだたくさん残っているから、
少しずつ無理のない範囲で片づけていくことにしましょう。
実は秋田駒もそう。
レポお待ちしてます。
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Unknown (cyu2)
2023-07-03 14:34:51
良いですね~鳥海山。
何度行ってもまた行きたくなる素敵なお山ですね。
レポの雪渓を拝見した時に、あ、あそこだ~と思い、
更に雨とガスで千蛇谷を道迷いしたことを思い出しました。
鳥海山は晴れると熱中症になるくらい暑いし(隠れる場所がない)
雨ガスでは遮るものがなく辛いし。
でもそんなことを忘れさせてくれるほどの花たちが素晴らしくて、
また吸い寄せされてしまうんですよね~・笑

秋田駒は晴れだったんですね、いいな。
続きも楽しみです。
そして八戸も周られたんですね、時間がありましたら種差海岸~八戸編もぜひ拝見したいです♪
返信する
ゆきさん♪ (はなねこ)
2023-07-03 21:15:41
こんばんは~
あら そうですか。。 ゆきさんはもうほとんど歩かれてるのかと思ってました。
雪解け後に咲くお花達、いいですよね。
ひとつひとつが綺麗だし、それに量が多いですもんね。
記事に書き漏らしましたが、今回 象潟のお宿に泊ったら
ブルーライナー往復で1人2000円の割引がありましたよ。
遊佐町だったかな、一週間前にお宿の予約をすればタクシーが使えるとか
夫が調べてました。お天気を見たいので我が家はやめましたけどね。
ぜひぜひお出かけしてください。
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cyu2さん♪ (はなねこ)
2023-07-03 21:38:59
こんばんは~
cyu2さんは東北のお山に何度もお出かけなので
写真を見ただけでどこだかわかっちゃうんですね。
そして、なるほど 白馬の雪渓のようにベンガラがあるわけではないので
ガスに覆われると方向がわからなくなりそうですね。
この日はほぼ曇りでしたが、お日様が出るとすぐに暑くなってしまったので
たしかにカンカン照りだとつらそうですね。
お花もいっぱい咲いてたし、そういう意味ではまぁまぁでしたね。

種差海岸は短時間の散策でしたが、ニッコウキスゲなどのお花がいっぱいでした。
先になりますがレポは作る予定です。また見に来てくださいね。
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