
少し遠出をしないと出会えないスミレがあります。
今回は 富士山の麓へ出かけました。
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高原では フジザクラが ちょうど花盛り
葉は小さく、同じく 小さな花は下向きに咲き
花つきは この程度のイメージだったのですが
ちょうど盛りのときだったからでしょうか
非常に密に ついていて
ホントにフジザクラ(マメザクラ)なの? と思ってしまうほど。
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ここでまず出会いたかった トウカイスミレは
やや遅めの株もあったものの、まずまずのタイミングです。
小さな花は 距の紫色がチャームポイント
花弁の丸っこい花もあります。
キスミレも 近隣では 見られないスミレ
↓ 上弁にも毛があります。
ここのエイザンスミレの葉は、三裂ながら 五角形にも見える整った形
花色は濃いピンク色から白色までと変化があるうえに
個体数も多くて 見ごたえがあります。
フイリヒナスミレ
愛らしい花を引き立てる 斑入りの葉です。
(葉に斑のない ヒナスミレも咲いています)
フイリフモトスミレは咲き始め
お隣にはエイザンスミレの葉が。
(葉に斑のないフモトスミレも咲いています)
ヒカゲスミレは 多くの花を咲かせたようです。
ここの花は 側弁が無毛です。
マルバスミレは全体に毛が少なく
葉の緑色が鮮やかでした。
アカネスミレは 日当たりの良いススキの原で。
タチツボスミレは あちこちで群生し
シロバナタチツボスミレもいました。
ニョイスミレ
他に、アカフタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ
ナガバノスミレサイシン、交雑のスミレ と
品種を含め 16種類ものスミレに出会えました。
フジザクラ(マメザクラ)は富士山の裾野に咲く固有種なんでしょうね、
下向きに咲くなんて奥ゆかしい。
でもやっぱり主役はスミレ。
いっぺんに16種類も見分けるなんて、はなねこさんしかいないでしょうね。
(^^;;;
マメザクラはフォッサ・マグナ要素の植物で、富士山や箱根に多く
八ヶ岳周辺や伊豆半島、三浦半島にも分布しているそうです。
富士山周辺では別名のフジザクラを使うようですね。
tadaoxさんがおっしゃるように、小さくて奥ゆかしい桜です。
今回は時期が良くて、近場で見られないスミレに出会えて幸せでした。
スミレに魅せられている人はたくさんいらして、私などはまだまだ初心者なんですよ。
フジザクラ(富士桜)= 力士 ですか?
グーグルさんに聞いてみたら、甲府出身のお相撲さんなんですね。
私は、「富士桜」というと、「富士桜カントリー倶楽部」が思い浮かんじゃいます。
雄大な 富士山の麓で咲くフジザクラに数々のスミレ16種とはー
トウカイスミレ、キリリとして可愛らしいですネ!
いつも はなねこサンのブログを拝見していて
スミレ科といっても好きな環境(棲み分け)、花色、有茎無茎、葉の違い等々スミレの奥深さ・・・
今回、教えて頂いた交雑種(有難うございます!)も
両方の特徴があって本当に面白く感じました。
まだまだ、知らないスミレが見れる事、 楽しみにしています
この日はとてもいいお天気で 富士山が大きく見えていました。
フジザクラも 観たかったスミレもちょうど盛りの頃だったようで、良いお花見でした。
トウカイスミレは太平洋側のブナ帯に分布するので、箱根あたりでも見られます。
交雑のスミレは出会えると嬉しいですね。
実際にはそう簡単にはであえないのですが・・。