☆遠隔操作

今年6月から9月にかけて、襲撃や爆破予告で、東京、大阪、福岡、三重で4人が誤認逮捕された。

ＰＣの遠隔操作を悪用した、所謂、「なりすまし」犯罪である。

ＰＣ歴のながい方なら、この「遠隔操作」のお世話になった経験の方は多数いる筈である。

プロバイダー（ネット接続業者）、プリンター（ＰＣ周辺機器メーカー）、ＰＣ教室等など、指導側の指示で遠隔操作ソフトをクリック（ダウンロード）すると、複雑な操作を相手の方が、こちらのＰＣ上で設定してくれて、「遠隔操作解除」をクリック（確認）し、終了する方法である。

今回の件は、まさに「おれおれ詐欺」のＰＣ版である。

スマートホンやipadなどタブレット端末の人気が拡がる中で、利用したい無料ソフトを安易にダンウロードしないことである。

「有益な無料ソフト」の画面の周辺には、紛らわしい「広告ソフト」が点在し、そのソフトを間違ってダウンロードしてしまって、トラブルに巻き込まれることが多だある。

今回は、ネット上の掲示板「2チャンネル」に貼られたＵＲＬをクリックした直後の数秒間に、「なりすまし」被害に遭っているようだ。

今後、ＰＣ，スマホ、ipad　を経由した「なりすまし犯罪」や「おれおれ詐欺」が発生する危惧もある。

ユビキタス（いつでも、どこでも、だれでも）時代到来で、ユーザーには、よりスマートな選択・操作が求められる。

便利と不都合は背中合わせであることは、原子力発電も同じである。

急速なＩＴ革命の中で、政府の対応が後手になっている。

関係する省庁の早急な対応策が望まれる。