◆最近のニュースから

9月に入り記録的な暑さから開放されて、すがすがしい秋を感じる季節になった。

しかし、政界・官界は、このすがすがしさからからは、ほど遠い状態だ。
参議院議員選挙に惨敗した自公民連立政権による新内閣が発足して一週間。
またまた、新任の遠藤農水相の不祥事が発覚した。遠藤氏が代表を勤める農業共済組合が、国からの補助金の不正受給を長期にわたって行われていたことが判明。

方や、厚生労働省九州厚生局の松嶋賢（まさる）・局長（8月末退任）が補助金交付先の社会福祉法人「枚方療育園」の前理事長・山西悦郎氏から多額の金品を長期にわたって受け取っていた事実が発覚。

さらに、各政務次官の政治資金収支報告書の修正が慌しく報告されている。
一昔前には、補助金の還流（税金の搾取）は、半ば公然と日常茶飯事に行われていた。こうした事が、税金の無駄遣いに代表される談合工事の背景にもなっている。

しかし、失われた10年を経て、増え続ける財政の立て直しの為、無駄な公共投資の削減、官業の民営化をすすめる中で、先行して、国民に対して増税を強いてきた。

これだけ、次から次へと補助金に絡む不祥事が発覚すると、国民の納税意識は益々萎えてくる。

安倍さんは、やっぱり退任すべきだったと思う。このスキャンダルが、日本経済にマイナス影響を及ぼさないよう願う。