◆初のアフリカ系米大統領誕生

　　　　　大差で米大統領に選ばれたバラク・オバマ上院議員

　　「Change We Need」（米国の「変化」）を訴え続けた、民主党・バラク・オバマ上院議員（４７）が、心配されたブラッドリー効果（世論調査でリードしても、白人有権者が最後は黒人候補に投票しない）もなんのその、共和党のジョン・マケイン上院議員（７２）を大差で下し、初のアフリカ系大統領が誕生した。

副大統領には、民主党のジョセフ・バイデン上院議員（６５）が就任（就任式は2009年1月20日）。

ブッシュ現大統領の外交、経済面の失政と、市場経済がもたらした格差拡大、サブ・プライム・ローンによる米国発の金融危機を全世界に波及させた責任を共和党政権に求めた結果だ。超大国・米国民の健全な良識と選択を歓迎したい。

15日にワシントンで開催される緊急サミット会議には、当然次期大統領のオバマ上院議員もブッシュ現大統領と同席して、揺らいだ基軸通貨ドルの信頼回復に向けた強いメッセージ（金融政策）を発信して貰いたい。

翻って、麻生首相も優柔不断を決断に変えて、一日も早く国民に「信」を問うべく、衆議院選挙を実施して貰いたい。行政（霞ヶ関）改革こそ究極の政治改革への道である。

　　　　　Congratulation！! President OBAMA