つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆2011年ノーベル平和賞受賞者

2011-10-18 13:06:18 | Weblog
イエメン(中東)の人権活動家タワックル・カルマンさん


ノルウェーのノーベル賞委員会は7日、2011年のノーベル平和賞は、西アフリカと中東の女性3人に授与されることになった。

リベリアのエレン・サーリーフ大統領(72)、同国の平和活動家リーマ・ボウイーさん(39)、イエメン(中東)の人権活動家タワックル・カルマンさん(32)の3人である。

紛争解決や民主化に女性が大きな力を発揮できることを示した功績を評価した。

サーリーフさんは05年にアフリカで初めて民主的に選ばれた女性大統領。
リベリアでは独裁政権下で14年にわたって内戦が続き、貧困が深刻化した。
大統領に就任後、政府への女性登用など女性の支援に力を注ぎながら国家の立て直しをはかった。

ボウイーさんは女性の参政権を訴え、宗派や民族を超えて女性を組織化した。サーリーフさんとも連携し、非暴力による民主化運動の先頭に立った。

カルマンさんは長期独裁政権が続くイエメンのジャーナリスト。NGOを創設し、女性の権利や表現の自由を訴え、「アラブの春」と呼ばれる中東の民主化運動にイエメンで関わってきた。

受賞者の3人はいずれも、旧弊に縛られた国において、女性の権利擁護と地位向上のために活動している女性である。

政権側と反体制側の対立が、リビアのように内戦に陥ったり、シリアやそしてイエメンのように膠着状態の中東、アフリカ問題は、日本の自衛隊派遣にもかかわる、世界的問題でもある。

人種と宗教そして資源を求める各国の思惑も絡み、問題解決には気の遠くなるような時間と犠牲が伴う。こうした女性による自助努力を梃子に各国は支援すべき時に来ている。

リベリアの平和活動家リーマ・ボウイーさん(39)が7日、訪問先のニューヨークで講演し、自身が取り組んできた運動について、「私は何も大きなことはしていない。ただ、私の中の小さなあかりを、ずっと大切にともし続けてきた」と語っている。

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