◆逆行するトランプ政権

28日トランプ大統領はオバマ前政権が導入を進めた地球温暖化対策を全面的に見直すための大統領令に署名する。

公約に掲げた医療保険制度改革（オバマケア）の撤廃・見直しが早くも頓挫した。

目玉政策が相次いで司法や議会に待ったをかけられ、より厳しい政権運営を迫られている。

政権が目指す大型減税や規制緩和などの実現が不透明になったことから、２４日のニューヨーク株式市場のダウ工業株平均は、７営業日通算で300ドル以上の続落。

勇ましいトランプ大統領の米国第一に乗せられた「先食い相場」は、波乱含みの様相を呈している。

大統領令は、議会両院や司法によって左右される。

輸出を主とする企業もあれば、輸入を主とする企業もある。

多民族国家の米国では、人種差別的な政策は不可能。この大統領本当に大丈夫か？