つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆ ANA機体メンテナンスセンター見学

2005-11-26 02:23:35 | Weblog

東京モノレール「新整備場駅」より徒歩約15分。
最近、トラブルの多い航空機の整備に関心があり、今回、見学する事になった。整備には細心の注意が必要な事は当然ながら、安全は金に換え難いことを実感した次第。価格競争に走ると、当然の帰結として、航空業界は安全を置き去りにすることになる。今、建設業界を揺るがしている建築確認申請時の建築物の構造計算書偽造事件も、「安かろう悪かろう」の価格競争がもたらした結果である。心すべき問題です。航空機のメンテナンス過程を簡単に下記に説明しました。



☆運航整備:飛行機が空港に到着した後、パイロットや客室乗務員から不具合のレポートや、機体や機内を目視点検して、次便の飛行態勢を整えます。

☆定時整備
(1) A整備:375~600飛行時間毎に行われる整備。最終便で到着した後、翌朝の初便で飛ぶまでの間に一夜かけて整備します。点検項目も決められています。
(2) C整備:3000~6000飛行時間毎に行われる整備で、約一週間飛行機の翼をドックで休めて、多くのパネルを取り外し、本格的に行われる整備です。
(3) HMV:HEAVY MAINTENANCE VISITの略。丁度、2年に1回の車の車検に該当する整備で、飛行4~5年経つと行われます。約一ヶ月ドックで寝かせて、構造的な点検やさび止めPAINTなどが行われます。



ハンガ☆ー棟(格納庫)の規模
間口:230.4m
奥行:100.8m
高さ:42.4m(有効高さ:26.650m)


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