世事雑感

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さ(血?)迷えるNHK137 大げさに言えば”捏造”だ。

2007-06-08 15:58:19 | NHK関連

公式な報告書には正しい数値を示せ。
数字の持つ意味は、正しい数値を見たうえで判断。 
数字は一人歩きする。
大げさに言えば”捏造”だ。ミスではない。


H18年度約束評価報告書の中に【図表62(下図参照)】がある。 
NHKの取り組みに対するアンケート評価結果を年代別に区分して表示してある。
(右端の「実際に・・・人数(逆算)」は筆者が加筆した)


最上段に総数(N=2024) 54.8% と表示してあるが、
これは間違いである。

間違いの原因は、世代別のサンプル数(N)を考慮せずに、単純に、「期待する」
と答えた人数(上図からの逆算で1,109人)を全体の人数2,204人で割ったからだ。
1,109/2,204=0.5479となり、54.8%となる。

しかし、世代別のサンプル数(N)を考慮して、数学(算数?)的に
正しく計算すると53.6%が正しい。
アンケートの結果であるので、54.8%でも53.6%でも誤差の範囲と言える。 しかし
公式の報告書なのだから、数学的に正しい数値を書くべきだ。
正しい数値を知った上で、その数値の持つ意味を考えればよい。もし仮に、中学か高校の問題で、
総数の比率を求めさせた時、54.8%と答えれば間違いとなる。

これは、単純ミスではない。昨日のBlogの図表でも、報告書の他の図表でも同じことが言える。
NHKの体質が非常にアバウトな体質であることを示している。
4/10のBlogで書いた、『ためしてガッテン』の問題でも、このアバウトさが災いしている。
(いや、あれはアバウトでは無く、意識的かも知れないが)



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