バスで移動中、雨脚が白く糸のように見えるようになりました。「京都では、景観に溶け込むよう、茶色い看板になっています。昔は、企業努力だったのですが、今は条例で決まっています。」
嵐山で、昼食。カツカレーとサラダです。「カレーがおいしかったので、食べられない子のをもらって食べて、おなかいっぱい!」という子が何人もいました。「カツがやわらかくってさくさくでおいしかった。」「あんまりカツは好きじゃないけれど、食べてみたらおいしくて気がついたら全部食べていた。」という子もいました。エネルギーをチャージした後は、京都のお土産タイムです。事前にガイドさんからおいしい人気のお土産情報を教えてもらっていたので、「家のお土産はこれにしよう。」「おじいちゃんとおばあちゃんのお土産にしよう。」と京都の定番のお土産買っている子が多かったです。「試食は、買いたいなと思うものの味を確認するための物ですよ。」と先生からのアドバイスを守って、試食をしておいしかったものを買っている子もいました。「これ、おいしかったよ。」と試食を勧められて、私も一つパクリ。「おいしい!」とすぐ購入しました。
1日目、最後は、奈良の東大寺です。バスを降りて、奈良の専属ガイドの方にご挨拶。赤組は、香川県出身のガイドさんでした。これも、ご縁ですね。軽快でテンポよくお話をしながら子どもたちを連れて行ってくれていました。白組は、「いろいろなことを丁寧に教えてくれました。初めて聞くこともあって、勉強になりました。」(先生談)。駐車場から奈良公園までが遠くなり、雨の中歩くことになったのですが、少し小ぶりになっていて助かりました。運慶快慶集団が69日でつくった寄せ木造りの仁王像にまずご挨拶。「あうんの呼吸という難しい言葉がありますが、皆さんは50音図のあ~んまで、始めから終わりまで一気にと覚えてくといいでしょう。」。
東大寺大仏殿へと進みます。色とりどりの傘の花が咲いています。まずは、大仏殿の大きさを堪能してから、大仏様をつくった残りの銅で完成した奈良時代の八角灯籠を見学。音楽に縁のある灯籠です。
「やっぱり、大きい!」第一声です。火災にあって、何度か作り直されているので、奈良時代と鎌倉時代と江戸時代が融合した大仏様です。外壁に沿ってぐるりとまわりながら、説明を聞きました。西を守る神さまについて、少し後ろで説明を聞いていてうまく聞き取れなかった子と「足下にいるのは何?」。「悪い鬼かな。」と2人で納得したのですが、実はあまのじゃくでした。奈良時代の大仏殿と今の大仏殿のミニチュアで大きさの違いを確認しました。「奈良時代のは、大きかったんだね。今でも大きいのに、つくるのが大変だったね。」。
奈良公園で「鹿遊び」。「鹿せんべいを持って両手を上に上げると、鹿がお辞儀をしますので、行儀のいい鹿にだけせんべいをやってくださいね。」とガイドさんからアドバイスを受けましたが、そんなアドバイス通りにはなかなかうまくいきません。鹿せんべいを持った瞬間、鹿が突進してきます。牡鹿はととも大きいので、怖さが先に立っているようです。鹿せんべいだけを置いて、急いで逃げている子もいました。「テレビで見たことがあったのは、小さいこどもの鹿だったんだ。」と納得している子もいました。「かわいいね。」と平然としている子もいました。肝が据わっています。「鹿の落とし物があるよ。」ぼうっと歩いていると、子どもたちが教えてくれて、セーフ。何度も助けられました。
集合して、駐車場へGo! 最後に一句。「令和にも 幸せ願う 奈良の大仏」。よろしくお願いします。