「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

10月15日(火)20時~・10月16日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

井戸端会議のススメ

2020年12月04日 10時50分39秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

会員の皆様新型コロナウイルス感染症がどんどん増えていますね。

感染予防は当然ですが、不安に翻弄されないためにメンタル面も気を付けましょう。

外出を控え、在宅を余儀なくされる日々ですが、電話でもメールでも構いませんので話す機会を意識的に増やしましょう。

トンネルビジョンに陥らないためにも、オンラインなど利用できる環境を今から整えましょう。

パソコンが使えない、苦手な方は発見会には広報部会が有り優秀な広報部員がサポートしてくださいます。

相談しましょう。

森田学習以外にフリートークのオンライン井戸端会議なども有効ではないでしょうか。

大阪水曜ほっと集談会は、集談会の枠を超えて全国の皆様との交流を望んでいます。

お問い合わせは、下記ホームページの専用フォームよりお待ちしています。

2020・12・5 一世

大阪水曜ほっと集談会 | 生活の発見会 | 森田療法

神経質症に悩む人たちが、その克服をめざし、森田療法(森田理論)を学びます。月一回、定例会として、学習会(兼 懇親会)を行っています。

 

 

 

 

 

 


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苦悩を突き抜けて歓喜へ

2020年12月04日 09時21分24秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

毎年師走になると、ベートーヴェンの第九交響曲が演奏されますね。

大阪でも一万人の第九が有名ですね。

私は、10代から~20代にかけて毎年この第九交響曲の歓喜のテーマを歌っていました。

今は、歌を忘れたカナリア状態ですが。

どちらかと言うとカラスかな?(笑)

難解なドイツ語には、とても苦労しましたが当時はまだ記憶力が良かった一世です。

第3楽章の瞑想的な旋律をコンサート会場のひな壇で聴いているとまるで夢の中にいるような感覚でした。

その静寂がいきなり第4楽章で破られます。

バリトンのソリストによる力強い歌声が会場内に響き渡るのです。

歌い終わった後は、200人すべての団員と抱擁したいぐらいの感動に包まれます。

第九には、そのような言葉にできない共感が生まれ、毎年歌っても飽きることが有りません。

歓喜のテーマと呼ばれるこの詩はシラーの歓喜に寄すからの抜粋と言われています。

そこには、

分け隔てたものを再び結びつける

すべての人間は兄弟となると書かれています。

現代社会の分断を予見していたようなインスピレーションですね。

私なども10代は、漠然と音楽の道に進みたいと思ったこともありましたが、到底プロになれるとは思いませんでした。

森田先生の形外会の記録に、当時の私と同じように商業大学を辞めて音楽の道に進みたいという学生の事が記載されています。

森田先生は、その学生に対してじっくりとまず生活の安定を説かれています。

そのままでは、普通のお説教なのですが、さらに先生はこう述べられています。

君は簿記をやりながら音楽もやればよいのです。

まだその上に空想もし、居眠りもすればよい。

多々ますます弁ずるのです。

私は、森田先生のあらゆる可能性を否定しない、しなやかな感性とあたたかい眼差しが大好きです。

2020・12・4 一世

 


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