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「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

8月19日(火)20時~・8月20日(水)14時~(ZOOM)にて開催します

自分の感覚を信頼できない人々!

2024年10月10日 07時55分52秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

昨日に引き続いて明念倫子氏の「強迫観念の世界を生きて」からより学んだことを私なりに投稿させていただきます。

かねてより私は神経質症状に陥る人々は、努力家であるとか誠実という仮面とは裏腹に、自分の感覚を信頼できない人々ではないかと思っていました。

私自身自分の感覚や感性を否定するための訓練を日々自分に課していたように思うのです。

果たしてその結果、偽りの自分を評価されたとしてもそれは本当に幸せなことであったのでしょうか?

自分を信頼できないからひたすらドクターショッピングをして、診断を求める。

職場でのサービス残業などの過剰適応も反対に社会に出ることを拒んだりすることも本質は同じなのではないでしょうか?

私は自助グループ活動を通じてそのままの自分を取り戻すことを無意識に行ってきたのではないかと思いました。

明念氏のメッセージを通じてそのことの輪郭がはっきりしたように思います。

※今日の森田の言葉

今にして思えば、強迫神経症と向き合うことを通して、私は「感覚への信頼」を取り戻していったのだということがわかります。

「なんとかしてモヤモヤした気持ちをスッキリしたい」とはからい続けた結果その不可能なことに気づかされ、

〈五感〉という感覚器官がもたらす情報にひたすら耳を傾けるという「受動的な生き方」とめぐり会うことができたのです。

その意味で、私は強迫行為を通して自己の内なる自然〈無意識〉と出会いそしてさらなる魂の深みへと導かれていったのだと思います。


2024.10.10 一世
※明念倫子氏
強迫神経症の世界を生きて・白揚社より一部抜粋

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