今回の舞台は、高層ビル群を背景にした丘の上に立つ桜の木だ。切り替えが行われたのは、2015/3/20の午前0時。すでに満開の桜の木から花びらが舞う中、ひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんが背中を向けて、桜ごしの満月を見ている光景からスタートだ。満月に照らされて空を飛ぶのは箒にまたがった魔女だろうか。画面右から左へ繰り返し魔女の飛ぶ影が流れていく。
午前1時台、2時台と同じ光景が続くが、午前3時台になって花びらが舞うのを止めた。これは何かある!
これまでと同じように魔女の影が現れ飛び去ったと思ったら、突然桜の木が色を失い、あっという間に花はすべて散ってしまった。魔女は満足したのか、この時間帯に2度と現れることはない。ひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんは特に驚く様子もなく左右に揺れ続けている。おーい!
午前4時台になると、再び魔女が現れて上空を繰り返し飛んでいる様子がみられる。ひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんにも変化はないのだが、画面左下に現れたタコさんウインナーみたいなタコさんは一体何?
もう一つチェックしておきたいのは桜の花が散ったことでハッキリと確認できるようになった高層ビル群の中で一際高いビルの形状だ。これはNTTドコモ代々木ビルということでよろしいでしょうか?
さて5時台。花が散ってしまった桜の木をどう展開するのかと思ってみていると、眩しい朝日に照らされて、桜の木がキラキラと輝き始めた。
瞬く間に花が開きだし、次の瞬間には満開に!
ひつじのしつじくんは一人で左右に揺れているが、この変化に気づいているのかいないようにもみえる。
午前6時と7時台には、メイドのメイちゃんが登場。丘の中腹で体操でもしているようだ。
8時台と9時台には、メイドのメイちゃんに替わって可愛いひよこたちが歩き回る。
午前10時台になると、ひつじのしつじくんは丘の上の方に登り、嬉しいのか両手を挙げて飛び上がっている。空には救難ヘリコプターにも見える比較的大型の機体が2機飛んでいる。
あっ! と思ったら、飛び上がっていたひつじのしつじくんがバランスを崩して前に転びごろごろと丘を転げ落ちていった。
そして勢いよく手前の窓ガラスに激突。窓ガラスに蜘蛛の巣状のひびが入ってしまった。ひつじのしつじくんは大丈夫なのか?
ガラスへの激突が起こるのは午前11時、午後1時、午後3時台。一方で、午前10時、午後0時、午後2時は事故もなく楽しく飛び跳ね続ける。ひび割れた窓ガラスは次の時間帯には綺麗に修復される。
この激突で、今回の設定では「執事室」はおそらく手前側にあって、大きな窓から桜の木を見ているという構成だろうと推測できるのだが、結構な勢いでぶつかったはずのひつじのしつじくんのその後のフォローがないのは少々後味が悪い。
そういえば、ひつじのしつじくんが転ぶ直前の表情に見覚えがあるなぁと考えていたら、2013年夏ver.でサーフボードを持ち出して波乗りを始めるもすぐに落ちそうになる時のビックリ顔と同じだ。比較しやすいように並べて置く。
この激突事件のあいだに挟まれる午後2時台には、いつものとおり「2時の虹」のだじゃれが今回も組み込まれている。何度も書くが、こういうネタは繰り返すことに意味がある。
午後4時台と5時台は夕空に映える桜が楽しめる。上空を舞うのはカラスのようだ。午後6時台になると、背景の高層ビル群の明かりとのコントラストが楽しめる。
こんな美しい桜を見るだけではもったいない、と思ったのか。午後7時台と8時台では、どこからか持ってきた提灯をぶら下げ、ひつじのしつじくんが一人で花見を始めている。ジョッキビールと一升瓶の日本酒を手にすでに顔を赤らめているひつじのしつじくん。ちなみに「永遠の22歳」なので日本の法律的には飲酒は問題ない。
午後9時から午後11台までは、宴会も終了し酔いも覚めたらしいひつじのしつじくんが、午後6時台と同様に右手を挙げている。この時間帯、もう1イベントあってもよかったのでは?と感じるところ。
ひつじのしつじくんがお酒をたしなむ姿と言えば、今から2年前の2013年春ver.だ。当時は、お昼から庭で赤ワインを傾けていたっけ。彼は意外と酒豪なのかもしれない。
スマートフォン版の執事の学校は従来までの斜めアングルから正面からの校舎風景に戻っている。こちらは時間帯による変化がないのはこれまでどおり。きせかえクローゼットには、春ver.朝の様子を描いた壁紙が追加されたが、依然としてFullHDサイズの1080x1920ピクセルが解像度の最高画質に抑えられている。
今回の春ver.でもう一つ珍しい点は、ひつじのしつじくんが眠る時間帯がないことだ。これは、スマホ版のひつじの執事室がオープンした2011年秋以来である。もっとも当時のスマホ版の執事室は、背景が差し替わるだけで1日中同じアクションだったので無理もなかった。今回、兄妹2人で夜通し月を見ている演出となっている必然性は今のところ理解できない。
また、例年どおりの展開であれば、この桜は4月中から下旬に新緑に色を変える。すると、魔女が花を散らせる演出はどう変化するのだろうか。楽しみでもあり心配でもあり…。
このあとも、なにか気づいた点があれば追記していきたい。
【参考】
- 過去のオマージュ満載。ひつじの執事室が2016年春ver.に模様替え (2016/3/29)
- ひつじの執事室2015年夏ver.は「ひみつの絵日記」 (2015/7/6)
- ひつじの執事室2015年春ver.が新緑に模様替えされ、新イベントも追加 (2015/4/26)
- メイドのメイちゃんが棒使い人形劇で紡ぐ、ひつじの執事室の2014年冬。 (2014/12/6)
- ひつじの執事室が2014年春ver.に模様替えするも、一日の変化は少なめ。 (2014/3/30)
- ひつじの執事室が海開き。2013年夏ver.にリニューアル (2013/7/1)
- ひつじの執事室が春模様に。2013年春ver.にリニューアル (2013/3/15)