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EeePC701SD-XにWindows7ベータ版

 WindowsVistaの後継となるWindows7の日本語ベータ版が公開され、総じて評判が良いようだ。
 そこで、EeePC701SD-XにもWindows7ベータ(7000)をインストールしてみた。メモリ増設やSSD交換などは一切行っていない工場出荷状態のEeePC701SD-Xである。また、プリインストールのWindowsXP SP3からのアップグレードインストールではなく、新規インストールを選択した。

 インストール自体はトラブル無く完了する。ただし、所要時間は、1時間30分から2時間といったところ。早いPCでは15分程度で終了するとの報告もある中、ここでも低速なMLCが足を引っ張っていると推測できる。
 そして、起動完了後にスタートメニューを開いたのが以下の画面である。
Windows7インストール直後


 汎用VGAドライバで動作しているので、640×480ピクセルを横に引き延ばした表示になっているが、これでも動作上の問題はない。デバイスマネジャーを開くと、4つの!マークが目に付く。正体は、上から有線LAN、無線LAN、ビデオ、Webカメラ(?)である。
 これらは、701SD-X付属のDVDからドライバを導入したところ、Webカメラらしきもの以外は正しく認識された。無線LANを利用してのWebアクセスにも成功している。
デバイスマネージャー


 起動ドライブの使用量は、Windows上の表示で7.31GB中6.14GBを使用している状態。残りは1.16GBある。この空き容量にアプリケーションを追加することは難しいが、ひとまずの動作には問題ないだろう。
ハードディスク使用量


 本来、レビュー記事であれば、次にWindowsエクスペリエンスインデックスの値を紹介するのが定番だろう。
 しかし、残念ながら701SDでは評価を完走させることができなかった。「WindowsMediaのデコードのパフォーマンスを評価しています」までは進行するが、何度やってもここで画面がフリーズしてしまう。
ここでフリーズ


 今回、パフォーマンスの数値での評価は出来なかったが、プリインストールのWindowsXPと変わらない感覚で操作することができ、印象はすこぶるよい。もちろん今回はOS以外のアプリケーションは導入していない。実用するためにはセキュリティソフトの導入は必須であるし、それに伴い仮想メモリの割り当ても必要だろう。そうした場合、今回のようなスペック相応の快適さが得られるかに疑問がないわけではない。
 とはいうものの、Windows7はまだベータ版の段階であり、今後熟成が進んでいくはずだ。製品版を701SD-Xに導入することが実用的かどうかはともかくとしても、現時点の完成度を見る限り、久々に期待できるWindowsOSである。

【追記】
Windows7製品版のインストール状況は、2009/10/25のエントリー「EeePC701SD-XにWindows7製品版」に記述した。

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