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EeePC701SD-XにUbuntu9.04 Netbook Remixをインストール

 EeePC 701SD-Xに、今さらながらUbuntu9.04 Netbook Remixをインストールしてみた。通常のデスクトップ版Ubuntu9.04のインストール状況は、2009/4/26のエントリーを参照していただきたい。
 ハードウェアは以前と同じメモリを2GBに増設した状態。BIOSは0802に更新してある。また、今回もプリインストールのWindowsXPは残さず、全領域をUbuntuに割り当てることにした。

 まず、Ubuntu.comのダウンロードページから、Ubuntu Netbook Remixを選択して、ダウンロードするサーバーを選び、「Begin Download」をクリックする。

Ubuntu.comのダウンロードページ


 このファイルはISO形式ではなくimgファイルで、しかも、容量は950MB近くもあることから、起動できる状態でUSBメモリに書き込む必要がある。
 そこで、活躍するのが、Win32 DISK Imagerというソフトだ。

Win32 DISK Imagerのダウンロードページ


 サイトからダウンロードしたらファイルを解凍して起動すると以下のような画面が表示される。このうち、「Image File」の欄には、ダウンロードしたubuntu-9.04-netbook-remix-i386.imgを指定、「Device」にはインストールに利用するUSBメモリのドライブ名を指定したら、「Write」をクリックし、確認画面で「Yes」をクリックすると、あっという間にUbuntu Netbook Remixインストール用のUSBメモリが完成する。

Win32 DISK ImagerでUSBメモリに書き込み


 インストール前の最終準備として、EeePCのBIOS SETUP UTILITYで起動順序をRemovable Dev.から変更したら、USBポートにUSBメモリを挿入して起動するだけでインストーラーが起動する。これでOSがインストールできるなんて便利な時代になったものだ。フロッピーディスクにDOS環境からCD-ROMドライブにアクセスするためのドライバを組み込んで…、なんて時代もあったのに。。。

USBメモリからインストーラーを起動


 さて、インストールは日本語で進行するので、特に困ることはない。デスクトップ版と同様の手順だ。およそ25分後にはインストールが完了し、再起動を要求される。
 なお、USBメモリを抜くタイミングは、再起動の確認メッセージのあと、画面に「Please remnove the disc」が表示されてからだ。外してからEnterを押すと再起動が始まる。

このメッセージが出たらUSBメモリを取り外して、Enterキーを押下


 こうして起動するUbuntu9.04 Netbook Remixの初期画面が以下である。

Ubuntu9.04 Netbook Remixのインストール直後の初期画面


 ここでいきなり問題が発生する。このランチャは、なぜかプチフリのように操作上の引っかかりを感じてしまう困ったシロモノなのだ。
 だが、あとでアップデートを適用することで、ウソのように解消するので、しばらくの辛抱となる。

 アップデートの前に、Ubuntu Japanese Teamのサイトから追加パッケージを追加する。サイトには、「日本語環境の構築を簡単にするためのパッケージ、日本で特に人気の高いソフトウェアのパッケージ、プロプライエタリなソフトウェアのインストールを補助するパッケージ」と書いてあるが、正直なところ、何が追加されたのかよくわからない。
 何らかの方法でインターネット接続を確立したあとで、方法2・Japanese Teamのパッケージレポジトリを追加するに従って、ランチャ左上の「アクセサリ」から「端末」を起動して、コマンドを実行する。
 この長いコマンドを最も簡単に実行するには、ブラウザで上記のサイトを開いてコピー&ペーストすればよい。4行あるので、4回の貼り付け作業が必要だ。1回目には管理者パスワードを尋ねられる。

コマンド入力によるパッケージレポジトリの追加作業


 こうしてコマンド入力と実行が完了したら、端末を終了し、「システム管理」から「アップデート・マネージャー」を起動すると、143.9MB分のアップデートが見つかったのでさっそくインストールする。

アップデートマネージャーを起動

アップデートをインストール

 アップデートのダウンロードとインストールには、45分ほどかかった。再起動すれば完了である。

インストールが完了


 再起動後、テーマや時計表示などの設定を変更し、Flashを別途インストールした上で、Firefoxを起動したのが以下の画面だ。Netbook Remixではアプリケーションのタイトルバーに当たる部分が、最上行に組み込まれることで少しでも画面が広く使えてありがたい。
 インストール直後に生じていたランチャ操作上の引っかかりもすっかり解消して、全体的に問題なく快適に動作する。

Ubuntu9.04 Netbook RemixでFirefox


→参考:2009/4/26のエントリーからデスクトップ版Ubuntu9.04でのFirefox起動状況

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