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At First

GALAXY SIIIのマナーモード周りを観察する

 GALAXY SIIIのマナーモードは、「バイブ」と「サイレント」の2つのモードを備える。バイブレーターによる通知を許可するのが前者で、後者は通知に関しては音も振動もない完全無音の状態になる。
 通知パネルから、サウンドのアイコンをタップすると「サウンド」「バイブ」「ミュート」の順でトグル切り替えが可能だ。…「サイレント」と「ミュート」の表記揺れは気になる。
GALAXY SIIIのマナーモードは「バイブ」と「サイレント」の2モード 通知パネルからトグルで切り替えが可能


 また、電源キーを長押しして表示される「端末オプション」の画面からマナーモードのON/OFFを切り替えることもできる。この場合は確認画面を経由して設定することになる。ただし、この端末オプションからは「バイブ」か「マナーモードOFF」の切り替えのみが可能で、「サイレント」に設定することは出来ない。
電源ボタン長押しで開く「端末オプション」からも設定可能 マナーモード切替の確認画面が表示


 このほか、物理キーを備えた端末のように数字キーの長押しでマナーモードを設定するショートカット的な切り替え方法も用意されているので紹介しておく。
 Samsung連絡先アプリのキーパッド画面を起動すると、#キーにマナーモードのアイコンが表示されている。これを長押し(長タップ?)すると、マナーモードのON/OFFが可能だ。実用的ではないが、なかなか面白い。なお、ドコモ電話アプリには同様の仕掛けはない。
Samsung連絡先アプリのキーパッド画面で#キーを長押ししてもマナーモードに設定可能 ドコモ電話アプリでは#キーの長押しには機能は割り振られていない


 もちろん、本体側面の音量キーで音量を段階的に下げることでもマナーモードへの切り替えが可能だ。音量キーでの操作では「バイブ」だけでなく「サイレント」へ設定することも出来る。
 ちなみに、マナーモードの有効範囲は、他のスマートフォンと同じく着信音、通知音、システム音のみであり、マナーモード中でもメディアプレーヤーや、YouTube、ワンセグ、アプリの音声は鳴動するので注意が必要だ。
本体側面の音量キーでもマナーモードに切り替え可能 マナーモードの有効範囲は着信音、通知音、システム音だけ


 マナーモード設定時以外でも常時バイブレータの振動による通知を併用したい時は、サウンド設定の中の「サウンドとバイブ」にチェックを入れる。
 また、サウンド設定画面には、システム音やアプリによるバイブ動作の設定メニューがあるので確認しておきたい。
バイブ設定ONは「サウンドとバイブ」にチェック その他のサウンド及びバイブ関係設定


 バイブレーターは、「強度」と「パターン」が設定できる。iモード端末でも振動のパターンの設定が可能な端末はあったが、「強度」を変更できるというのは珍しいのではないだろうか。その強度自体は、個人的にはモーター音を含めてやや小さめの印象を受ける。
 振動パターンはプリセットで6種類が用意されている。
あまり見かけないバイブレーターの強度設定画面 バイブのパターンはプリセット6種類 


 さらに10秒以内で自作の振動パターンを作成することも可能だ。作成画面で画面をタップしてパターンを作成すると、プリセットの6種類に加えて作成した振動パターンを設定できる。
バイブの振動パターンを作成することも可能 三三七拍子を再現してみた


 国内メーカーのスマートフォンでは採用事例が増えてきた伝言メモ(端末に保存する簡易留守録)機能だが、GALAXY SIIIには搭載されていない。ということは、伝言メモも「日本的機能」なのだろうか…。
 代替手段にはならないが、電源OFF時にガイダンスで応答するドコモのネットワークサービス「公共モード(電源OFF)」には対応している。
 一つ気になったのは、ネットワークサービス等の設定を行う「通話設定」が、本体設定メニューの中に配置されていないことだ。ドコモ電話アプリやSamsung連絡先アプリなどを起動して、ダイヤル(キーパッド)画面でMENUキーをタップしないと通話設定メニューを開くことが出来ない。本体設定の中にも通話設定のメニューを配置した方が親切だろう。
通話設定の中にネットワークサービスの設定メニュー 公共モード(電源OFF)設定は利用可能

ドコモ電話アプリならダイヤル画面でMENUキー 通話設定を開くにはキーパッドを表示してMENUキー


 GALAXY SIIIのマナーモード設定自体は、数通りの設定方法が用意されているオーソドックスな作りであった。その中で、バイブレーターに関しては、強度の変更とオリジナル振動パターンの作成を可能にしている妙なコダワリが興味深い。
 伝言メモの機能は搭載されていないが、ここ1年ほどの海外メーカーが日本的機能を製品に取り込むスピード感を考えると、次期モデルあたりではサポートされるのではないかと期待してしまうところだ。


【参考】

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