iコンシェルのメモ機能を利用した関連情報の追記機能を紹介するもので、いちおう「プレゼント」の存在もほのめかしている。
具体的には、ドコモのスケジュールアプリを起動して、タイトルに「ひつじのしつじ」と入力するだけだ。
初期設定ではスケジュールの作成・編集後にドコモバックアップアプリによる自動更新が行われるため、すぐに「ひつじのしつじくんからの返事」が届く。
もし、自動更新設定を変更している場合には、MENUキーから「センターと同期」を選択することで、同様にデータの追記が行われる。
データが同期されたのを確認して、入力したスケジュールの詳細を確認すると、「ひつじのしつじ」のタイトルにリンクが張られ、「お調べしました」というアイコンが追加されていた。
リンクをタップすると、スケジュール&メモアプリの追記機能について、ひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんが改めて説明してくれる。
プレゼントは、(想像のつくとおり)ひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんのデコメ絵文字40種類だ。メールのほかスケジュール&メモアプリのデータに貼り付けることが出来る。
ただ、この追記機能はスケジュールアプリで利用するアカウントをdocomoアカウントに設定しておかないと動作しない。Googleアカウントで利用しているGoogleカレンダーをスケジュールアプリで利用している場合にはうまく追記してくれない。
ちなみにGALAXY SIIIには、サムソン謹製のSプランナーというアプリがプリインストールされている。特段クセのない作りであり、なおかつ月単位画面でイベント名(の冒頭数文字)が確認できるので、現時点ではこれを利用している。
順序が逆になったが、このスケジュール&メモアプリの追記機能そのものは、なかなか気が利いている。核となる文脈解析による関連情報との紐付けは、しゃべってコンシェルに採用されている技術とも共通項がありそうだ。ケータイデータお預かりサービスとしては、ドコモクラウドの一つに位置づけられている。
ただ、メモ機能の紹介サイトを見る限り、スケジュール&メモアプリは若者を指向しているように見受けられ、ちょっと手出しがしづらいところ。一方でスキンによる外観変更などの機能はなく、どっちつかずの印象も受ける。
【2012/9/4追記】
こうした追記機能が不要な場合には、設定でOFFにすることも出来るので追記しておく。
設定は、スケジュール&メモアプリではなく、ドコモバックアップアプリを起動し、各種設定の中にある自動更新設定から「スケジュール/メモ」を選択する。お預かりセンター スケジュール/メモ設定の中の「画像解析設定」「関連リンク追記設定」をそれぞれ「解析しない」「追記しない」に設定すればよい。