ハイナンNETの日常

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この国に「正義」はあるのか―

2006-09-07 09:50:27 | 裁判
「14歳のとき、日本兵に性的暴力をうけた
 78歳になった今も、日本は全く変わっていない
 
 それは、他の「慰安婦」裁判判決や、強制連行の裁判判決が示すように
 また、今年8月15日に小泉首相が靖国神社に参拝したことが示すように
 日本はあの侵略戦争の体質をそのまま引きずっている
 何も、変わっていない

 一部に、(戦後補償裁判を)支援してくれている人がいるのも
 確かに事実ではあるが

 全体としては、変わっていない

 中国政府が戦争被害者の訴訟に対し慎重で、遠慮しているのも知っている
 だが、私は自分個人の問題として言いたいことを言うだけだ

 今日私は原告の一人として傍聴した
 判決は、たったの1秒間で、言い渡された
 あんなに事実を、日本にやってきて話したのに
 事実を認めていながら、責任をとらない
 不公平だ 
 残念だ

 私は一人でも控訴する
 この不公平な判決に対抗する

 人間として、良心があるのか
 正義があるのか
 日本人(の権力者たち)はみな悪い人だ
 日中友好は口先だけのことじゃないのか
 とてもつらい 悲しい・・・」


2006年8月30日、
海南島「慰安婦」裁判第一審判決直後、原告陳亜扁さんがお話されていたことです。
怒りと悲しみで、しばらく沈黙が続いた後の言葉でした。
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