ハイナンNETの日常

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米下院「慰安婦」決議案採択後の記者会見に行ってきました

2007-08-01 13:28:15 | 活動報告
 米時間の30日、とうとう米下院で「慰安婦」決議案が採択されました。日本政府は、なんでも月に6万ドルと言われるほどの大金を使ってまで、この決議案を阻止するために奔走してきたみたいですが、それもめでたく(?)無駄に終わりました。この決議案には色々な思惑があるから、単純に評価してはいけないのだけれども、それでも今後の「慰安婦」問題、そしてもちろん海南島の裁判にも大きな影響が出ることは必至です。

 日本時間7月31日、この決議案採択を受けて「日本軍『慰安婦』問題行動ネットワーク」(以下「行動ネット」)が参議院会館で記者会を行いました。行動ネットそのものの日本政府に対する声明はもちろん、そこに参加している個々の支援団体の声明も発表されました。その中にはもちろん私たちハイナンネットもいました。徹夜で(本当にご苦労様です)作成した声明文は、聞くものの胸に十分に訴えるものがありました。

 さて、行動ネットの記者会見に先駆けて、日本の戦争責任資料センター・VAWW-NET JPAN・WAMの三者鼎談がありました。僕はその場にもいたんですが、その場の発言の中で最も印象に残ったのは、「アメリカに言われたからとかではなく、自ら謝罪し責任を果たしていく姿勢が求められているんだ」というものでした。まったく同感です。そして、これはハイナンネットの声明の中でも述べられているものです。
 やっぱり、60年以上も「慰安婦」問題をほっといたことが問題なのであって、「米決議案は内政干渉なんだ」とかいうような批判は事の本質を捉えてないのです。被害者の方が怒りを胸にしまい込んだままなくなっていかざるを得ないという不条理をなんとかするためにも、私たちは日本政府にこれからも訴えつづけなければいけない。そう強く再確認しました。

 あと、ハイナンネットは声明を発表しただけではありません。しっかり2日のネットラジオの宣伝もやってきましたし、若い人もこの問題に関心があるんだ、それを表に出す回路が閉ざされてきただけなんだということもアピールしてきました。こういってはなんだけど、やっぱり記者会見なんかに行くと、僕たちのような若い人間はちょっと注目されちゃうんですよね。でも、さっきも書きましたが、本当は若い人の中にも「慰安婦」問題をどうにかしたいって考えている人が多いんですよね、実は。そういう人たちとこれからもっとネットワークを広げていきたい。そのためにも、取材にきている記者の皆さん、記事にしてくれ、としっかり言ってきました!こんなにダイレクトに若い人に呼びかけているという点では、やはりハイナンネットは特異な存在なのかもしれませんね。
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1 コメント

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Unknown ()
2007-08-02 07:56:29
おつかれさまでした。残念なことに参院選で記者があまり来なかったしみんな眠そうだったでした・・・。しかししっかりアピールさせてもらいました(かなり緊張しましたが)。ハイナンNETが声明を読んで、ラジオイベントやることや若者がこの問題に取り組む意義を話したときには、悪くない反応だったと思います。

参院議席が与野党逆転しましたね。米下院決議もあったので、何かこの機をとらえてやったほうがよいと思います。ちょっと考えてみますね。

では後で!
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