神奈川証言集会
<日時> 3月9日(土)13時開会 (11時よりビデオを上映)
<場所> かながわ県民センター305 (横浜駅から徒歩5分)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html
証言:「山西省での戦争と残留、そして西陵収容所での体験から、現在に伝え残したいこと」
証言者:山下正男さん(元陸軍少尉、「西陵友の会」会長・89才)
解説者 石田隆至(大学教員・平和学)
「神奈川証言集会」はこれまで、希有な戦犯収容体験を有する中帰連(中国帰還者連絡会)の方々から戦争体験を聴き、中国での侵略戦争の真実について学んできました。しかし、平均年齢が90歳を越え、中帰連の方から直接証言を伺うことはいよいよ困難となってきました。
とはいえ、私たちが知らなければならないことはまだたくさんあります。これからも知るべきことを、できるかぎり“当事者からの証言”として伝えるべく、神奈川証言集会を継続していきたいと考えています。
これまでは撫順や太原の戦犯管理所での経験から学ぶ機会を中心に設けてきましたが、今回は、同時期の中国に存在したもののほとんど知られていない「永年収容所」や「西陵農場」での収容体験を、山下正男さんからお聞きすることとしました。撫順や太原と共通する箇所もあれば、異なる部分もあります。また、帰国後の歩みも少し違っています。中国の戦犯政策とは何だったのかをより深く知り、それが現在に有する意味を知る手がかりにもなると考えました。
もちろん、前史としての戦争体験・山西残留について、そして帰国後のご活動についてもお話して頂きます。山下正男さんも、映画『蟻の兵隊』で描かれた山西省の残留軍の一員でした。つまり、敗戦後も4年間も中国共産党軍と戦っていたのです。その詳細は、自分史『わが青春に悔いあり:終戦後の日本軍中国山西省残留事件』(2000年)をもとにまとめられた米濱泰英『日本軍「山西残留」――国共内戦に翻弄された山下少尉の戦後』(オーラルヒストリー企画、2008年)に記されています。
当日は、こうした御経験に加え、現在の政治・社会情勢に対して感じておられることも話して頂きます。山下さんのお話を通じて、混沌とする日本社会のいまをどう生きるのかを考える機会にしていきたいと考えています。
資料代 500円(学生は無料)会場は変更になる場合があります。
※11:00からのビデオでは演劇「人のあかし」(ダイジェスト版)を上映します。
これは昨年12月に京浜協同劇団が撫順の経験をもとに創作・公演したものです。
*高齢の証言者の体調の事情によってはビデオ証言とさせていただく場合もあります。
<主催> 撫順の奇蹟を受け継ぐ会神奈川支部
<日時> 3月9日(土)13時開会 (11時よりビデオを上映)
<場所> かながわ県民センター305 (横浜駅から徒歩5分)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html
証言:「山西省での戦争と残留、そして西陵収容所での体験から、現在に伝え残したいこと」
証言者:山下正男さん(元陸軍少尉、「西陵友の会」会長・89才)
解説者 石田隆至(大学教員・平和学)
「神奈川証言集会」はこれまで、希有な戦犯収容体験を有する中帰連(中国帰還者連絡会)の方々から戦争体験を聴き、中国での侵略戦争の真実について学んできました。しかし、平均年齢が90歳を越え、中帰連の方から直接証言を伺うことはいよいよ困難となってきました。
とはいえ、私たちが知らなければならないことはまだたくさんあります。これからも知るべきことを、できるかぎり“当事者からの証言”として伝えるべく、神奈川証言集会を継続していきたいと考えています。
これまでは撫順や太原の戦犯管理所での経験から学ぶ機会を中心に設けてきましたが、今回は、同時期の中国に存在したもののほとんど知られていない「永年収容所」や「西陵農場」での収容体験を、山下正男さんからお聞きすることとしました。撫順や太原と共通する箇所もあれば、異なる部分もあります。また、帰国後の歩みも少し違っています。中国の戦犯政策とは何だったのかをより深く知り、それが現在に有する意味を知る手がかりにもなると考えました。
もちろん、前史としての戦争体験・山西残留について、そして帰国後のご活動についてもお話して頂きます。山下正男さんも、映画『蟻の兵隊』で描かれた山西省の残留軍の一員でした。つまり、敗戦後も4年間も中国共産党軍と戦っていたのです。その詳細は、自分史『わが青春に悔いあり:終戦後の日本軍中国山西省残留事件』(2000年)をもとにまとめられた米濱泰英『日本軍「山西残留」――国共内戦に翻弄された山下少尉の戦後』(オーラルヒストリー企画、2008年)に記されています。
当日は、こうした御経験に加え、現在の政治・社会情勢に対して感じておられることも話して頂きます。山下さんのお話を通じて、混沌とする日本社会のいまをどう生きるのかを考える機会にしていきたいと考えています。
資料代 500円(学生は無料)会場は変更になる場合があります。
※11:00からのビデオでは演劇「人のあかし」(ダイジェスト版)を上映します。
これは昨年12月に京浜協同劇団が撫順の経験をもとに創作・公演したものです。
*高齢の証言者の体調の事情によってはビデオ証言とさせていただく場合もあります。
<主催> 撫順の奇蹟を受け継ぐ会神奈川支部