廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

風の廃屋 終

2012-05-02 16:04:00 | 廃墟A
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 土間へ下りました。前方は、玄関です。






 
 上を見ると、中ニ階に物置きがあります。(天井裏物置きもある。)
 廃屋を訪問していると結構見られます。
 昔は、藁など、乾燥させて置きたい物を屋内の物置きに置いていたそうです、また、家が広くない場合、一階に物置きを作れないので、中ニ階にしていたのだと聴きました。
 






 玄関側から見たところです。







 冷蔵庫がありましたので、開けさせて頂くと、瓶の液体系のものが数本残っていました。






 ガスコンロがいい感じで廃れています。







 奥の棚にも液体系のものが沢山残っています。







 隣の台所へ来ました。
 洗い場と背後の食器棚の幅が人一人分ほどしかない狭さで、物も詰まってしまっていて、進み辛く、何とか撮影しましたが、近景しか撮れません。
 
 「あ、外へ出て窓から撮ればいいんだ( ›◡ु‹ )笑」



















 





 さてそろそろ、撤収しましょうか

 





 




*先程案内してくれた奥様から聴取した話しでは、当該物件の老夫婦は、平成8年頃を最後に亡くなったとの事。子供達は、そう遠くない所に住んでおり、葬儀後、ここに来たためしがないとの事。奥様は、気持の良い物ではないので、早く無くなればいいとおっしゃっていた。
 それから、自転車で通りがかった男性に「あんた役所の人か?この廃屋何とかしてくれ」と言われ、私は、違う事を告げたのだが、やはり隣近所に廃屋があると言うのは、そこに住む人達にとって、感じの良くない物なのだろう。。私は、この区域に三度程通い、全ての廃墟を制圧したのだが、古い廃屋、ご老人が住んでいた廃屋が多かった様な気がする。たまたま解体屋の方と話しをしたのだが、時々孤独死が認められると言う。
2010/03/19

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風の廃屋 2

2012-05-02 14:42:00 | 廃墟A
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 背広やコートが鰍ゥっています。
 ビニールが被せてありますが、クリーニングから帰って来てそのままなのでしょうか

 下には、シャツ等があります。

 右下には、布団が仕舞ってあります。







 横の箪笥にも背広やYシャツが鰍ゥっています。

 背広が多いので、ご主人さんは外回りの仕事をしていたのでしょうか







 隣は居間です。その奥は、土間、更に奥が台所や風呂場です。
 土間左方に玄関があります。







 床が落ちているので、足元に注意します。あ、足元に青々と元気に育つ植物がありました。植物の緑も廃墟美の要素の一つですね。







 この寝室を出て直ぐ隣に”ぼっとん便所”がありますが、その扉の前にも背広が鰍ゥっています。かなりヨレテいます、背広は男の戦闘服ですよね!

 そして足元を見ると

 





 この家の子供達が履いていたであろう可愛らしいズックがあります。
 安心して下さい、そう遠くない所に住んでいます(笑)







 これは、うゎぁ、便所って感じですね、現代のトイレは綺麗なので何にも感じませんが、昔の便所って、薄気味悪いですねえ~







 場所に由っては、結構暗く、薄気味悪く感じてしまう。







 そんな雰囲気が、お化け屋敷と言われてしまう由縁。







 居間

 家具がそのままです。
 
 上部に小さな神棚があったり、梁や天井は、煤で真っ黒です、こたつのある場所は、元は囲炉裏だったのでしょう。
 昭和30年代の家屋だと思われます。







 ふと右側を見ると、台に仏壇が置かれていました、確認して見ましたが、何もありませんでした。

 前方の剥がれている回報紙は「昭和62年」となっていました。
 ですが平成10年頃までご老人が住んでいた様です。







 こたつ周辺の廃の雰囲気が良いです。







 これは凄いなあ、ちょうど冷蔵庫の上の天井に穴が開いて、そこから植物と光が侵入して来ている!
 植物は、冷蔵庫に纏わり着き、冷蔵庫は、暗い屋内で光に照らされている。
 こう言った偶然の状況が






 
 属に言う廃墟美なのだろう。枯れた植物の所為で黄金色に輝き、美しい。

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