Continuation>>
壕口から十メートル程度の所で土砂の山が出来ている。
ここまでの様だ。
土砂の上に隙間があり、先を覗いて観ると、奥が、閉塞した場所の様だ、状況を確認したいので、越える。
土砂が上から流入している事が確認出来た。
危険なので、我々も直ぐ出る。
手前に中途半端な量の土砂が盛られているが、どうやらこちら側も塞いでしまおうとして、人為的に入れ始めたが、色々大変だったのか、途中で止めた様だ。
十五メートル程度の長さだ。
例のコンクリートで出来た物と合わせて、貯水施設の建築実験だったのかもしれない。
我々は、撤収する事にし、車両がある場所まで辺りを観察しながら歩いていたところ、自転車に乗った中高生らしき学生が、こちらを意識しているので、趣獅燒セしたところ「あっ、僕学校で穴のこと聞いたことあります。生徒は危ないから行ってはいけないと言われているので、僕は行ったことありませんが、同級生は穴を覗きに行ったりしていました。」
私は、今調査して来た穴のことを伝えたところ、また別の穴があるらしい!
大まかな場所を教えてもらい、行ってみることにした。
ちょっと分かり辛い場所にあり、更に埋もれる一歩手前の状況だったので、手こずり、撤収しようかと斜面を下りているところで、運よく発見(;^_^A)
壕の上の部分が辛うじて、出ている状況だった。
小型の避難壕(防空壕)だろうか?
大分埋まってしまっているが、奥がないので、元々小さい壕だったのだろう。
三人位が入れる程度の大きさだ。
今は、土砂が入り、狭くなってしまっているが、当時はもう少し広かったのだろう。
南方のジャングルで、小さな穴を掘り、木や葉っぱで覆い隠し、敵兵が近づいたら攻撃するトラップにも似ている。
長岡の穴でお世話になった萩原さんが「今は埋め戻されているが、木村鋳造の(海軍工作学校跡地の一角)地下は穴だらけだぞ、俺昔入ったことあるが、蟻の巣の様だった。」と言っていた。
陣地構築訓練で、相当穴を掘ったらしい。
工作学校・施設本部野外実験所は、本土決戦態勢の準備で、学生が各地へ投入されることとなり、昭和20年7月15日、沼津校は閉校になった。
工兵として軍需工場の地下疎開や特攻基地、砲台、飛行場建設等に投入されて行った。
以前県外で、児童が地下壕へ入って遊んでいて、たまたま有毒ガスが発生しており、吸ってしまい、死亡する事故が起きており、その時期に清水町でも壕内有毒ガス発生の危険性が問題視され、学校では穴に近づかない様にと指導し、壕も塞がれたとの事だ。
とは言うものの、三物件残っていたのは奇跡だと思う、記録出来て良かった。
2016/02/28
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壕口から十メートル程度の所で土砂の山が出来ている。
ここまでの様だ。
土砂の上に隙間があり、先を覗いて観ると、奥が、閉塞した場所の様だ、状況を確認したいので、越える。
土砂が上から流入している事が確認出来た。
危険なので、我々も直ぐ出る。
手前に中途半端な量の土砂が盛られているが、どうやらこちら側も塞いでしまおうとして、人為的に入れ始めたが、色々大変だったのか、途中で止めた様だ。
十五メートル程度の長さだ。
例のコンクリートで出来た物と合わせて、貯水施設の建築実験だったのかもしれない。
我々は、撤収する事にし、車両がある場所まで辺りを観察しながら歩いていたところ、自転車に乗った中高生らしき学生が、こちらを意識しているので、趣獅燒セしたところ「あっ、僕学校で穴のこと聞いたことあります。生徒は危ないから行ってはいけないと言われているので、僕は行ったことありませんが、同級生は穴を覗きに行ったりしていました。」
私は、今調査して来た穴のことを伝えたところ、また別の穴があるらしい!
大まかな場所を教えてもらい、行ってみることにした。
ちょっと分かり辛い場所にあり、更に埋もれる一歩手前の状況だったので、手こずり、撤収しようかと斜面を下りているところで、運よく発見(;^_^A)
壕の上の部分が辛うじて、出ている状況だった。
小型の避難壕(防空壕)だろうか?
大分埋まってしまっているが、奥がないので、元々小さい壕だったのだろう。
三人位が入れる程度の大きさだ。
今は、土砂が入り、狭くなってしまっているが、当時はもう少し広かったのだろう。
南方のジャングルで、小さな穴を掘り、木や葉っぱで覆い隠し、敵兵が近づいたら攻撃するトラップにも似ている。
長岡の穴でお世話になった萩原さんが「今は埋め戻されているが、木村鋳造の(海軍工作学校跡地の一角)地下は穴だらけだぞ、俺昔入ったことあるが、蟻の巣の様だった。」と言っていた。
陣地構築訓練で、相当穴を掘ったらしい。
工作学校・施設本部野外実験所は、本土決戦態勢の準備で、学生が各地へ投入されることとなり、昭和20年7月15日、沼津校は閉校になった。
工兵として軍需工場の地下疎開や特攻基地、砲台、飛行場建設等に投入されて行った。
以前県外で、児童が地下壕へ入って遊んでいて、たまたま有毒ガスが発生しており、吸ってしまい、死亡する事故が起きており、その時期に清水町でも壕内有毒ガス発生の危険性が問題視され、学校では穴に近づかない様にと指導し、壕も塞がれたとの事だ。
とは言うものの、三物件残っていたのは奇跡だと思う、記録出来て良かった。
2016/02/28
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