廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

ホテル箱○路 終

2011-05-25 03:09:00 | 廃墟B
続き>>

以下全て2010/07/18撮影

 更に半年後訪問

 当記事をUPし始めている最中、県外の人物より事件に関する更なる情報のタレ込みも送られて来たので、折り込みます。











 ある晩、少年グループより「最近当物件に行った、開いてた。」と聞いた。
 私は、事務所と住居部分の写真が撮れていない事がずっと気がかりだった。
 「今がチャンスではないのか」と思った。
 既にこの頃は、当該物件の色々な悪い噂が発っており、夜間の単独訪問は相当マズいと思ったが、解体が早い昨今「思い立った時に行かないと無くなってしまう。」と思い、四度目の訪問を決心した。

 正直心臓がパンクしそうな状態での訪問だった。
 敷地内は真っ暗、でもライトは点灯しない方が良いと判断した。直ぐに目が馴れて来て(笑)夜空の明かりで薄っすら辺りが見える。突然暗闇から何者かが現れたら大変だと思うと、胸が苦しい。
 そして、事務所の扉は「ズゾゾッ」と開いた、初訪問から二年振りに屋内を見た。
 「すっかり荒れてしまっているなぁ」
 私は、事務所から一気に全ての部屋を最速で撮る、撮る、撮る。






 倉庫






 廊下






 キッチン






 座敷、寝室

 これら何処かの部屋に監禁され、殺害されたのだろう。。

 そして、
 ”2009年5月に某掲示板の心スレで、廃ラブホに放置されている廃車が話題となる。
 実際に現場を観に行った人物の書き込みと事件に関係していると思われるニュース。”

 「前の座席を見るとなんかいろいろ散らばってる。書類やら薬の袋やらいろいろ。ドアを開けてよく見てみると、処方されてた薬はハルシオン…睡眠薬だ。足元にはかわいい子どもの写真がたくさん…。若干心が折られ気味だったが調査続行。市民税の納付勧告の書面(督促状みたいなやつ)発見。他の折り畳まれてた紙を開いてみる。借金の取り立てに関する書面みたいだ。以上が調査結果報告。車の所有者・薬袋の名前・書類の名前、すべて同一の人物みたい。実際に自殺者が出たのかは不明だけど、追い詰められたひとりの人間がいたことは確かっぽいね。車を調べたあと念のためホテルの各部屋も見たけど、特筆すべきことは何もなかった。」











 風呂場

 「よし、撤収だ!」






 事務所に戻って来た。 

 「なんだろう?エアロビの一種か?」






 事務所机

 「早く脱出しろ、撤収撤収!」ともう一人の自分が心の中で叫んでいた。 

 ここは、不思議とリアル、最も恐ろしい物件だった。


*箱根、伊豆観光地の出入り口で、国道沿いにあり、交通量も多く、お客が入った時期もあっただろう。だが、現役時から陰気臭い感はあったし、建物も段々古臭くなる。一番の難点は、出入りが非常に危険、国道上下から車が飛ばして来るので、進入のタイミングが大変。入るのも、後続車が繋がっている事が多いので、ここで減速や一時停止をして対向車をやり過ごさせる際、待つのがとても恥ずかしい、だろう。


 ”川崎市の男性ら3人自殺か、静岡の駐車場の車内から2007年4月21日11時47分

 静岡○警三○署は21日、同県三○市笹○新田の駐車場に止めた乗用車の車内から川崎市中原区の男性会社員(30)ら男女3人の遺体や練炭コンロが見つかったと発表した。男性が家族宛てに書いたとみられる遺書のようなメモも見つかり、同署は3人が自殺を図ったとみて調べている。調べでは、遺体は20日午後6時半ごろ発見。運転席で男性が見つかったほか、後部座席でいずれも25≠R5歳ぐらいの男性と女性が見つかった。女性は身長153センチで薄緑色のジャケットに黒色短パン姿。男性は身長175センチで黒色ジャンパーに紺色ジーンズ姿だった。練炭を燃やした跡があり、3人とも一酸化炭素中毒死だった。同署は、男女2人の身元の確認を急ぐとともに3人の関係を調べている。現場は国道1号沿いの駐車場。(共同)”

 「これは、当物件敷地内で発生したものかは定かではないが、嫌な事である。」
2008/05/04ハヤト、キムラ ・ 2009/08/04 ・ 2010/01/01 ・ 2010/07/18






 タレ込みメールに添付されていた「廃墟に放置されていた車両」内の写真である。
 衝撃的だ。
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