仮想カフェ「オーセロ」のマスター:ハイエコポン
客(20代のOL)
客「今日は暑いから、アイスコーヒー」
マスター「はい、ぬるいアイスコーヒーね」
客「ぬるい?」
マスター「電力消費削減のために、氷は少なめにしているの」
客「そんな???」
マスター「この非常時、それくらいのことは協力しましょうよ」
客「は、はい」
マスター「だいたい、贅沢しすぎてきたの、現代は。夏はアイスコーヒーが飲まれるけれど喫茶店はどこも冷房がキンキンに効いているでしょ」
客「冷えるの形容詞が“キンキン”って・・・」
マスター「そっちに食いつくか」
客「そういえば、夏の通勤電車も冷え過ぎ。私なんか半袖に薄手のカーデガンとスカーフをバッグに入れているの」
マスター「そうでしょ。逆に冬はコートの下が半袖だったり」
客「居酒屋も室内が冷えているから、冷えたビールもうまくないの」
マスター「そうそう、ビールは冬の居酒屋のほうがうまかったりする。それってどうなの」
客「まあ、おかしいですよね」
マスター「おかしいでしょ、現代は」
客「あれ、マスター、素敵なネクタイ」
マスター「気がついた? いいでしょ。気に入っているの」
客「マスターって自分でネクタイを選ぶんですか?」
マスター「基本はね。これはハンドメイド品を売っている鎌倉のお店で」
客「へぇー、そのネクタイ、ハンドメイドなんだ。どうりで柄が変わっていると思った」
マスター「お店の奥さんがネクタイを作っていて、その人、客を褒めるのがうまいの」
客「初対面で?」
マスター「いや、もうそこで3回ぐらい買っているから」
客「それで、どんな風に褒められたんですか?」
マスター「それがね、私が胸に当てたネクタイを見ていると『くやしいけれど、この人、何でも似合っちゃうの』って」
客「・・・アハハ・・・。それで、買っちゃった」
マスター「そうなのよ。“くやしいけれど”って、どうよ」
客「まんまと乗せられた?」
マスター「うん、人生は舞台での演技するもの、乗らなきゃ損でしょ」
客「そんなに、ホイホイ乗れる人は幸せかも」
マスター「そうよ。あなたも彼氏がいたら、“くやしいけれど、あなたって何でも似合うのね”って言ってもてごらんなさい」
客「プッ!」
※この会話は実際にあった体験を元にしています。
ありがとうございます☆
ここ最近ずっと外出すること自体怖かったんです…。
しばらく家で引きこもってました…。
私も師匠にネタ提供したいです☆
>久しぶりに師匠のページ来て仮想カフェ「オーセロ」読んで、いっぱいいっぱいになってた心が癒されました(^^)
ありがとうございます☆
そうですか、それはよかったです。
>私も師匠にネタ提供したいです☆
ネタあれば、メールで下さい。
オーセロで上演しますよ。