はぐれの雑記帳

極めて個人的な日めくり雑記帳・ボケ防止用ブログです

日本百名山2斜里岳 

2018年09月03日 | 日本百名山紀行

2斜里岳 2012年8月18日(土)
8月18日 
清岳荘5:50~6:20下二段~8:30上二段~9:00斜里岳9:20~10:00上二段~11:00
熊見峠11:10~12:10下二段12:20~13:05清岳荘
コース状況/その他周辺情報
清岳荘は新築されて、趣なし。泊まるのをやめた。トイレ、水の設備外にない。最悪。二段までも徒渉個所いくどもあり。熊見峠から下二段まで、急なくだり。旧道は、徒渉も多いが鉄分を含む石で滑りにくい。長靴で正解。駐車所での車中泊禁止の看板はなかった。

17日に雄阿寒岳から斜里へ。清里へ。清岳荘まで車で入れる。清岳荘は昔風の山小屋というイメージを持っていたので、ここは宿泊しようとおもっていたが、実際に行ってみると、建物を見てがっかり。コンクリートの変な建物。外には飲用の水もなく、トイレは小屋を使用とのこと。午後8時には玄関の鍵がかけられるという。つまり駐車場で夜明かしもできないのだ。
駐車場に車中泊してはいけないというわけではない。小屋の中も見たけれど気に入らなかった。
街に戻り、道の駅で車中泊。温泉あり。そこのパパスランドさっつるはレストランと温泉があり、満足。ただし営業は午後9時まで。清里町のひとつ手前にある。清里町には生協のスーパーがあり便利。
斜里岳は面白い。旧道の沢の道を心配したが、子供も登る。長靴で正解。
羽衣の滝や八重の滝とか見事。面白い登山ができた。
京都から来たご夫婦と一緒に下った。時間がすこしかかったが、予定通り午後1時に下れてよかった。
清里から斜里町を経てウトロへ。
羅臼登山口木下小屋へ行ったけれど、ネットが入らないので、ウトロの町に戻り、道の駅で。
車の充電器が利かなくなってトイレのコンセントでつないで作成。
これから自動車の充電器が作動しないと、レコがかけないかも。
これは早とちりで、充電器のスイッチがオフだったのだ。(2012.8.18)
斜里岳はアイヌ語でオンネプリというそうだ。オンは「大きい」の意、ネプリは山の意。深田久弥はこの名前がいいと書いている。
私も斜里町からルートのない山を斜里岳というのはよくない。オンネプリはいい。
清岳荘には落胆して宿泊せずによかった。山だけど、期待以上に楽しめた。
NHKの日本百名山の中で斜里岳の滝の映像が美しくうつされていたが、水しぶきが光って、はねていたのは方丈の滝だったかな。
この山を詠んだ歌は一首しか見つけられなかった。

斜里岳の裾原ひろく廻りきて海ちかからむなびく草丘   柴田 稔

深田久弥もこの裾原大きな山が信仰の対象となり、昭和10年に山頂付近に社が設けられたと書いている。この日は晴れて運がよかった。
下二段に行く前から渡渉を繰り返す。下二段かあの滝は昭文社のガイドに載っていう。
水連の滝
羽衣の滝* 最初に堂々とした姿で、目に飛び込んでくる。ここは左の岩をわきの灌木に頼りながら登るが、この滝は美しい。
方丈の滝*
美晴の滝*
七重の滝*
霊華の滝
最後に竜神の滝が竜神池の下方にあるのかな。私が確認できたのは*印の滝である。滝の脇を登るのは思った以上に痛快だった。山頂は風があって、私は社の前で休憩した。帰路に竜神の池を往復した。
ネットで見つけた俳句と短歌。                      (8月18日ウトロにて)
   
   手のひらにのせて斜里岳空高し         柚洞康子
   斜里岳の三重にま白き雲海を薄紅色に色そめて (小形美智子)
   斜里岳の山頂に辿りて仰ぎ見し満点の星今もわすれず  (三木伸哉)

改めて、印象に残った斜里岳を思い出す。(2014.5.7)
遠望する斜里岳は気持ちがいい程に姿がいい。
前夜に隣町の温泉のある「パパスランドさっつる」で、夕食を食堂でとる。午後9時には閉店。地元の人がお酒を飲みに来ている。お風呂の客もきて賑やかだ。
駐車場でいつものように催眠剤を半錠飲んで寝る。
午前5時に目が覚めて、そのまま再度清岳荘へむかう。北海道の朝は早い。
駐車場で身支度をして、小屋の脇の道標の示す方へ進むが、その道は再び車できた林道に出た。そこから100mほど行った林道の終点が、その昔の清岳荘があったところだ。1998年11月に火災で消失した。1990年のガイドブックには二階建ての木造の小屋の写真がある。しかし、いまは林道の周囲に大きな小屋があったとは思えない。
林道の終点の左に登山道がある。
今回も長靴です。しばらく樹林帯の中を行くけれど、すぐに一の沢と言われる沢筋を歩いて、「下ノ段」と木のプレートがある場所につくと、左が旧道コースで沢沿い、右が新道コースである。
休まず真っ直ぐに道をとる。道をといっても沢の中を歩いていくようなものだが、沢が小さいので怖くはない。赤布やペンキマークがあるから心配ない。三人の年配の登山者と前後する。むしろ夏だから清涼感があって気持ちがいい。ややいくと水しぶきを上げた木蓮の滝があるが、気づかずに通過。それぞれの滝に名前がつけられていて、小さな板に名前が書かれて木にぶら下げられている。さらに進むと、突然に勢いよくしぶきを上げている羽衣の滝が現れる。感動的。この滝を正面から眺めると立派な滝。ただ全体的に滑滝がすこし斜度があるという風で、直角に落ちる滝ではない。羽衣の滝の左側の岩を登る。

さらに次に出会う方丈の滝は右に渡って、滝の脇の一枚岩の上をゆく。ロープが張ってある。さらにふた筋に分かれて落ちる見晴らしの滝を越えると、若者が二人休憩していた。声を掛ける。北海道の二人、楽しそうだ。次の七重の滝、ここは滝の流れの脇を登るのだが、NHKの百名山の映像の中で、水しぶきがきらきら輝くように撮影されていて、素晴らしい印象があったが、まさに通りに水がはねてくる。次から次と楽しい。霊華の滝も左側を登るが、滝の岩場が階段のようになっている。そして最後の龍神の滝、左から登り、途中で右に移る。斜面を流れる水と思えばいい。岩盤はしっかりしている。旧道のこの滝の連続するところがこの山の醍醐味だ。龍神の滝を過ぎると沢の中を歩くようにしていくと、上ニ段につく。ここまで3時間かかった。ここまでくればとは楽勝でしょう。斜里岳の肩にでる。山頂まで30分。ガスがでて山頂は風が強く感じられて、肩の祠のある場所に降りて食事をとった。山頂の下で70歳すぎた女性を交えたグループと出会う。

斜里岳の山頂からの眺めがないのは残念だったが、連続する滝を登ってきたのがとても軽快な印象となっていて満足だった。
下りは山頂であった年配の女性と一緒になるが、さきに行く。上ニ段から熊見峠へ。途中、龍神の池に立ち寄る。小さな池があったが、道がぬかっていた。小さな草原の中にイケはあった。静かな雰囲気だが、クマでも出てきそうなのでもどる。潅木帯の尾根を1時間歩いて熊見峠につくとザックが一つ置いてあった。だれもおらず気持ち悪い。
後にわかったことだけど、このザックは山頂にいた女性のグループの一人が置いていったものだった。
熊見峠で年配の夫婦と一緒になる。京都から来られていて、車で北海道を回っているのだという。北海道には車で長く回っている人たちに出会う。この京都の御夫妻もこれから知床へ行くというのだ。わたしも明日は羅臼岳なのでおなじ方向だ。
午後1時に清岳荘の駐車場にもどる。駐車場は満杯だ。外にトイレもないから不便だ。

午後は知床のオシンコシンの滝を見て、ウトロ町の「夕陽の湯」という温泉に行く。ウトロには大きなみちの駅がある。セブンイレブンもあり、そこで明日の食料の買出しをする。
羅臼岳の登山口まで行き、木下小屋も観た。地の果てホテルにはかなり宿泊客がいるようだった。まあ、夜を明かすのは道の駅がいいともどった。

   


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