はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

朝から大荒れ

2008年04月08日 | 回顧録
夕べから台風並みの雨と風です。
朝から雷も鳴っています。
このあたりでは、昨日、入学式を終えた小学校も多く、今日から子供だけで登校する第一日目です。
初日からこんな天気で、子供たちもかわいそうだし、親御さんもさぞかし心配だろうと思います。
今日は、風が強くて傘もさせないかもしれませんね。

今日の天気で、娘の小学校の入学当時のことを思い出しました。

入学式を終えたばかりのある日、冷たいみぞれ交じりの雨が降りました。
4月も半ばになろうとしている頃のみぞれです。
服装もすでに冬の服装ではなく、もちろん手袋も用意していません。

寒い冷たい雨の中、子供たちだけで登校します。
風もあったと思います。
私の家から小学校までは、通学路としては一番遠い距離にあります。
大人の足で歩いても30分はかかる距離です。
その道のりを、冷たいみぞれの中を子供たちだけで歩く訳です。

娘にとっては、こんな悪条件の時に私がそばにいないという初めて経験です。
娘だけでなく、みなが同じように辛い大変な道のりを学校まで歩いて行くわけです。
私もついて行くわけにも行かず、ただ家で心配しているだけでした。
多分、新一年生になった子供のどの親御さんも同じ気持ちだったと思います。

初めての授業が終わり、娘は息子と一緒に家に帰ってきました。
息子と娘は家に帰るなり、そのときのことを話してくれました。
息子が
「登校班で歩いていたら、A(娘)が、突然『お母さ~ん!』と言って泣き出したんだよ。」
と言います。
新一年生は、それぞれが、泣きながら歩いていたようです。
そんな中で娘は我慢できずに、声に出して私を呼んだようです。
すると、娘が、
「そうしたら、お兄ちゃんが来て、私の手をつないで歩いてくれたの。」
と言います。
「そう、良かったね。」
と私は答えながら、胸が熱くなりました。
娘が辛さのあまり思わず私を呼んだこと。
あの自己中心的な息子が娘を心配して、ついていてくれたこと。
その様子が一気に頭のなかを駆け巡りました。

娘は、苦しいとき辛いときは、やっぱり私を求めているんだな。
そして、息子は、思いやりも優しさもある子なんだな。
と思いました。

今でも、娘は困ったときは私を求め、私たちが困っている時は、息子も私たちを心配しているという図式は変わっていないのかもしれません。


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