はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

蝉の声

2021年08月23日 | 出来事
夏のウォーキングは、蝉しぐれの中を歩きます。
最近は、アブラゼミのジージー鳴く声の中、ツクツクボウシの鳴く声が聞こえるようになりました。
夏も終わりなんだなと思います。
大きな鳴き声は、ミンミンゼミも同じです。
ジージー鳴くアブラゼミの中、ミーンミンミンミンという鳴き声がひときわ大きく響きます。
私は、いつも鳴き声が聞こえると、鳴いている蝉の姿を探すのですが、なかなか見つかりません。
ミンミンゼミは羽が透明なので、余計に見つけにくいのかもしれません。
実際、ミンミンゼミの姿を見ることはあまりありません。

アブラゼミの死骸を見ることはよくあるのですが、ミンミンゼミは、死骸すら見たことがありませんでした。
でも、今朝のウォーキングで初めて道端で死んでいるミンミンゼミを見ました。
やっぱりいるんだ!と、改めて思いました。

先日のウォーキングの時のことです。
私のすぐ近くでミーンミンミンというミンミンゼミの鳴き声がしました。
あまり近くで聞こえるので、いつものように蝉の姿を探しました。
あたりをきょろきょろ見まわしながら、少し戻ってもみました。
電信柱や住宅の壁など、ミーンミンミンミンとすぐ近くで鳴いている声を頼りに蝉の姿を探しました。
でも、どうやっても見つかりません。
あきらめて、歩き始めました。
すると、遠ざかるはずの蝉の声が大きな声のままずっと私の後をついてきます。
そんなバカな・・・
もしや???
「私の身体のどこかに蝉が止まっている?」
と思いました。
そう思ったとたん、私は怖くなって走り出しました。
それでも、蝉の声はすぐそばで聞こえてくるんです。
私はパニックになり、首にかけていたタオルをほどいて振り回しました。
すると、蝉の声は止み、そのあとすぐに頭の上高くから鳴き声が聞こえてきました。

思うに、蝉は私の髪に止まっていたんだと思います。
私は髪が長いので、まとめて上の方に止めています。
その髪のまとめた部分に蝉が止まっていたんだと思いました。

私は蝉は苦手ではなく、素手でつかむこともできるのですが、自分の身体のどこかに止まっていると思うとパニックになってしまいました。
道路上で、タオルを振り回して叫んでしまいました。
車が来なくて良かったと思いました。
人もいなくて良かったと思いました。
路上で、一人で大騒ぎをしている私を見たら、変な人と思われたと思います。

あの時冷静に対処していれば、ミンミンゼミの姿を見られたかもしれないな。

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