はーちゃんの気晴らし日記

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鎌ヶ谷で思い出したこと

2011年01月13日 | 回顧録
ダル超え斎藤フィーバー!300人が集結(スポーツニッポン) - goo ニュース

連日、日本ハムファイターズの斉藤祐樹選手の二軍キャンプの話題が報道されています。
確かに爽やかさんではあります。
やさしい顔立ちだし、性格も良さそうで、世間のおばちゃんたちは、
「あんな子が自分の子供だったら・・・」なんて考えるんでしょうね。
確かに親孝行してくれそうな好青年だと思います。
でも、もしも私の子供だとしたら、
「あんなに大騒ぎされて、結果を出せなかったら・・・」
なんて考えて、騒ぎが大きくなればなるほど、胃が痛くなるような日々なんじゃないかなぁと思ったりします。
そういう意味では、凡人の子供を持って良かったわ(笑)

その日本ハムファイターズの二軍のキャンプ場がある鎌ヶ谷という地名を聞いて、
「あれ?どこかで聞いたような地名だなぁ」
と思いました。
そして、「周りは梨畑ばかり」という話を聞いて、あっ!と思い当たりました。

私は22歳から24歳までの約2年間、長期療養していたことがあったのですが、その病院の場所がこの鎌ヶ谷の近くでした。
病院の周囲も低い山や野原ばかりで、何もないところでしたが、ある程度病気が回復して来たころは、朝夕の散歩には心地よい場所でした。
四季折々、色々な花たちを眺めながらの散歩でした。
特にアジサイの季節が印象に残っています。
鮮やかな青いアジサイがそこここに咲き乱れた小道を歩きました。
そんな雰囲気もあったのか、カップルが生まれたりもしていました。
独身同士のカップルはもちろん、家庭を持っている人同士もカップルになったりで、さまざまな人間模様を見てきたように思います。

長期療養の人が多いので、病院の食事に飽き飽きして、たまに数人で病院を抜け出し、バスに乗って外食したり、たまには少々のアルコールで気持ちよくなったりもしました。
一度、バスに乗り遅れ、門限に間に合わなくなった私たちは、猛ダッシュで走って病室に戻り、何食わぬ顔でベッドに潜りこんだことがあります。
とても、病人とは思えないような行動でした。
当然、翌日婦長さんから大目玉でした。
それも、今となっては、楽しい思い出になっているのですから、人の気持ちはどんどん変わっていくものなんだと思います。

入院生活が長くなると家族もそれほど頻繁に面会に来てくれることもなくなり、私の両親は自営業だったのと、病院が辺鄙な場所にあったのとで、余計に病院に顔を出すことが少なくなってしまったようです。
それでも、月に1度くらいのペースで面会に来てくれたような気がします。
両親の面会があると、その日は外出の許可が出て、一緒に食事をしたり、買い物をしたりしました。
父はペーパードライバーだったので、いつも来る時は、弟が車を運転していました。
ある時、父が突然、
「この近くに梨園があるらしいから、そこへ梨狩りに行こう!」
と言い出しました。
そして、行ったのが鎌ヶ谷でした。
「そうだ、そうだ!そこが鎌ヶ谷だった!」
と思い出しました。
暑くもなく寒くもなくとても良いお天気で、家族で梨狩りをしたのを思い出しました。
採った梨をカリッとかじった時の感触が今でもよみがえるようです。

祐ちゃんにはあまり興味はありませんが、おかげでこんな記事が書けました。




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