劇団離風霊船『赤い鳥逃げた…２００５』

離風船を久々に観た。
観たのは昨日、１５日。ツアーの最後の大楽ということだった。
前日に観たあおきりの成田けい大屋愉快が、２人とも絶賛していたので、むりやりに都合をつけて観ることに。
なんと愉快はこの日も観に来ていた。それだけ衝撃を受けた、とのこと。

日航機墜落事件をモチーフにしたこの作品は離風霊船の代表作のひとつ。初演が確か８６年で再演を繰り返し２００５年バージョンだそう。
８０年代のテイストがあちこちにちりばめられていた。
初演のときは、きっと「今」を描いていたんだろうなと思う。
私がイメージする８０年代小演劇といった感があり、詳しく知らないくせに懐かしく感じたりもしていた。
その延長線上に自分も今いるのかな、とか考えたり。

名古屋出身で、あおきりを手伝ってくれたりもしている大矢敦子さんを初めて離風霊船で観る。相変わらず、美しいし素敵な方だった。スッチー姿が、ファンにはたまらないのでは？これからも頑張って欲しい。

歌バカ・ＤＶＤつき

やっと手に入れることができた、平井堅の歌バカ。初回限定のＤＶＤには全てのシングルのＰＶが収録されている。
深夜にも関わらず観てしまった。名曲、揃ってます。
平井堅を好きになったのはそんなに前ではない。ブレイクしたとされる楽園よりもずっと後。古時計の少し前ぐらいだと思う。
ホップジャムで「ＣＯＭＥ ＢＡＣＫ」をソファに座りながら歌っていた姿があまりにかっこよくて、その直後にライブに行ってしまった。
声が良く響くバラードも好きだけど、ポップな歌も好き。Strawberry Sexは名曲だと思う。
結婚式はぜひ、Love Love Loveを入場曲にしたいとひそかに思っている。

『生協の白石さん』

公演が始まる前に劇団員の愉快に借りた最近話題の本。
あっという間に読めるという愉快の言葉通りすぐに読むことができた。
東京農工大学の生協に学生から寄せられた「ひとことカード」にたいする職員の白石さんの回答を集めたもの。
ふざけたひとことに、さりげなく商品を売り込みつつ、ウィットに富んだ答えを誠実に返す白石さんは、とても魅力的で好感度が高かった。
実際に白石さんの回答のおかげでプロ野球チップスの売り上げが伸びたりしている(白石さん本人は因果関係を否定しているが)のを見ても、人柄の為せる技なのかもしれない。
私が気に入った回答は
単位を売ってくれ！

という意見に対し、

リクエストの多い順ＴＯＰ３の３位に単位を挙げて、「存外にも単位が健闘している」という回答。

売るほど単位があった過去の栄光を思い出した。
さらりと読めてニヤリと笑えてちょっと前向きになれる本だと思う。

末裔話

今回のあおきりは選挙の話だったが、もうひとつの大きな流れは末裔話。
いろいろな背景はあるのだが、松井演じる主人公の武田が武田信玄、とみィ演じる服部昇が服部半蔵の末裔と言い張りどっちが本物の末裔か党を作って投票する、ということになる。
ちなみに私の役、九鬼令華は海賊の末裔だった。
そんなあおきりの名古屋千秋楽に、別の末裔君が話題をさらっていた。

織田信成君。織田信長の末裔。

あおきりの名古屋千秋楽の日に行われたフィギュアスケートのＮＨＫ杯で優勝した。
なんてタイムリー。しかも本物。
残念ながら彼の演技はしっかり見たことがないが優勝が決まった瞬間の号泣がとても好感度高い。
これからひそかに応援していこうと思っている。

ただいま

少し画像が悪いが、名古屋の舞台全図。
小屋入り中全くといっていいほど写真を撮る余裕がなかった。せっかくブログを立ち上げたのだからもっと一杯載せたかったのに。
もっとも、ネタバレになるといけないので載せるとしても公演終了後にはなってしまったと思うけれども。
公演が終わって、無事に家に帰って来た。
公演が終わった直後は一抹の寂しさ、悔しさ。疲労感を抱えつつ少しほっとした達成感。
思うことはいろいろあるがとりあえず今日は休養日。あえて何も考えず、東京公演中にたまった新聞を読んだ。
いろいろとニュースはあったが、目当ては宮部みゆきの連載小説。
宮部みゆきは好きな作家の一人。ミステリーを新聞連載で読むのはもどかしいが、１回１回はとても短いのに続きが気になる。さすが、である。
この作家の『理由』もすごかった。とにかく一気に読んでしまったことを覚えている。
映画化されたものも面白いらしい。
公演中は時間がなかなか取れなかったが、いろいろなことを明日からやっていこうと思う。