W鬱は克服できるのか

つきあい始めた彼女が鬱病だった 
しかし気がつくと自分も鬱病というw鬱状態に

職場の状況8 状況が一転

2009-06-30 00:05:00 | 鬱病


今まで理解がある会社だぁと書いてきましたが、ここで状況が一変しました。
本日、上司から呼ばれたのですが、休職にあたりいくつかの条件を出されたのです。
条件は、以下の通りです。
会社の制度である支障病休暇は3ヶ月なので、必ず3ヶ月で復帰する事。
元々の持病である片側顔面痙攣の手術を休職期間中に終わらせる事。
の2点です。
これを、聞いた瞬間、あぁ、やっぱり鬱病って理解されていないんだなと実感しました。
この条件に対し、私の方も当然反論をしました。
まず、鬱病での休職は最低で3ヶ月、通常半年から1年掛かる場合もある事。
鬱病状態で全身麻酔を受け開頭手術を行うなど、とてもそんなエネルギーがない事。
これに対し上司は、休職が長引けば当然、その分人を増やすなどして、
対応する事になる。
休職は確かに社員の権利だから休職が延期してはだめだとは言わないが
その場合、この部に君に席があると思わない方がいい。
また、顔面痙攣の件も今もう話していても痙攣しているし、みんなが、目のやり所に
困る、社会人として、手術は受けるべきだし、その際に病名が違うからと言って
また、会社の支障病休暇を取るのは、同僚に迷惑が掛かるとは思わないか。
との返答でした。
当初、同僚に迷惑が掛かるからこそ、有給が無くなり欠勤扱いになっても、
出社できるときは出社して、自分の仕事をこなすと言った私の主張に、
会社の制度で休職できるのだから休職しろと言ったのは、この上司でした。
たぶん、この上司は鬱病の治療が長期にわたる事をまるで理解せず、
その場限りのかっこいい上司を演じただけのようでした。

以前にも書いたかもしれませんが、この上司が赴任してきた頃、しょっちゅう
衝突していました。 それは、この上司が一度決めると、てこでも意見を変えず
反ギレで「上司命令だ」と繰り返したためでした。
その後、何となく、和解ムードになっていたのでしたが、所詮は変わっていなかったようです。
また、私の前に鬱病で休職した人が2ヶ月で完全復帰した事も、この上司を
勘違いさせた要因なのかもしれません。

ちなみに、比較的安全と言われる片即顔面痙攣の手術ですが、それでも
全身麻酔をする上頭蓋骨を開頭します。
日本では報告はされていない者の数件の事故が発生しているようですし
海外では死亡例もあるようです。
そのような手術を上司が半強要するのは、何らかの法に触れたりはしないのでしょうか?

この日は、この後、あまりの怒りにものすごいテンションでした
ちなみに産業医の先生は顔面痙攣の手術をする場合は、秋葉原の某大手病院を
紹介すると言ってくれていますので、アキバと言えば私にとって学生時代を過ごした
ホームでもあり、まぁ、それならいいかなと言う気分になってたりもします。


現在の状況6 温泉効果?

2009-06-29 00:00:00 | 鬱病

さて、温泉から帰ってきて数日ですが、前回書いたとおり、旅行直後にまさにガス欠
と言う感じで、ドンと落ちましたが、それも回復し、今は低空飛行から少し高度が
上昇した感じです。
と言うのも、不安定だった睡眠がここ数日安定しているため、身体の疲れが
無いというか、割とリラックスできている感じです。
もちろん、また不安定にはなるんでしょうけど、せめて来週までこの調子が続いて
くれると、引継業務を一気に進められるのですが・・・・

彼女も鬱15 行動半径

2009-06-28 00:05:00 | 彼女の鬱


その後も由梨との付き合いは順調でした。
たまにケンカはするモノの、翌日には仲直りをするというルールを作り、大きな
もめ事もなく、週末婚のような生活を送っていました。
相変わらず由梨は私に隠れてこっそりと買い物をしていたようですが、
由梨が居ない時にそれを片付けたりしていたので由梨も私が気づいて事は
知っていたのだと思います。

さて、以前にもお話ししたとおり、由梨は車に乗れなくなっていました。
その為、二人で出かける行動範囲は、徒歩圏内です。
毎週末、由梨は新しく買った服を着ておしゃれをして、近所をぶらぶらします。
時には、長い距離を挑戦してみたりと、徒歩圏ながら、由梨の行動範囲は、
1.5km程度と歩き始めた頃に比べ、かなりの距離になっていました。
その1.5km先にちょうどファミレスがあり、ここ何年もファミレスに行ってなかった
由梨にとっては、がんばって歩いていく価値のある場所だったようで、
調子が良い時は、「よし、ファミレスいこう!!」と、二人して歩いて出かけるのでした。
長い間外食出来る場所も限られていた由梨にとっては、ファミレスでも、十分に
美味しく食事の出来る場所でした。
また、当初は人混みを怖がって、端っこの方の席が空いているか、外から確認
してから入店していましたが、徐々になれてくると、ファミレスの人混みも
余り気にならなくなっていました。
由梨は口にはしませんでしたが、当時、相当がんばっていたようです。

 


その他の病気2 頭痛

2009-06-27 00:05:00 | その他の病気


鬱病以外の病気に関してです。
以前にも書いたとおり、2年前までは、片側顔面痙攣の検査を定期的に受けるだけで
薬など、全く服用していませんでした。
昨年の冬、確か2月頃でしたが、急に頭痛がするようになりました。
元々、人混み等で人疲れした時は頭痛はする方でしたが、ちょっと、痛みの種類が違い
顎の後ろ(リンパ腺の辺り)から目の奥、眉間の痛みと、鼻の奥が鼻炎のように
つーんとする痛みで、一度痛み出すと3週間程消えず、結構辛い思いをしていました。
ちょうど、顔面痙攣の定期検査に行った際に、頭痛に関しても併せて検査して貰ったのですが
MRI、CT、共に異常なしでした。

その後も、定期的に症状が現れる為、目の病気を疑い、眼科に行くと、原因は
肩こりだろうと言われ、「ミオナール」と言う、肩から頭にかけての血流を良くする薬を
処方して貰うも、自分の中では、信じ切れないので、次に蓄膿症を疑い、耳鼻科に
行きました。その際には、「脳外科でCTもMRIも撮っているなら蓄膿症も写るから
わかるはずだし、今見ても、蓄膿症の症状はないと言う事で、返されました。

その後もなんだろう・・・と思いながらも、放置して、痛みに我慢してきましたが、
ちょうど、鬱病を発症し始めた頃に、これまた別の問題で病院に掛かった際に
その医者に相談したところ、「もう一度うちの病院の脳外科で見てみましょうよ」
と言われ、顔面痙攣の病院とは別の病院の脳外科で診断を受ける事になりました。

そこで、今までの経緯を話すとあっさりと「首と肩のレントゲン撮りましょう」
「頭の方はCTもMRIも撮って問題なかったなら大丈夫でしょう」
「あそこの脳外科は評判良いから、診断ミスもしないだろうしね」
とのことで、首と肩のレントゲンを撮り、再び医者の元へ

そこには何枚かのレントゲン写真がかけられており、
「これが、普通の人の首と肩の写真」
「こっちがあなたの首と肩の写真」 何が違うと思う?と聞かれました。
ようく見てみると、私の首はまっすぐに伸びており、肩もゆがんでいます。
「まっすぐですね・・・・」
「うん、まっすぐでしょ、これね、ストレートネックなんて言われるモノなんだけど、
現代病で増えてきてるんだよね、これだけ、まっすぐで肩もゆがんでたら、頭痛
がして当たり前だよ」
と、これまた、率直にずばりの診断でした。
「あえて病名を付けると、筋緊張型頭痛と言うやつだね」
といって、病気のパンフレットを渡されました。

「デスクワークの人の多くがかかる病気で、こうなっちゃうと一生付き合って
いく事になる病気だけど、マッサージするだけでも全然楽になるから、仕事の
合間にそのパンフレットに載ってる運動をするように心がけて」
「薬は、肩と脳の結構をよくするテルネリンって薬と痛み止め出すから、症状が
出た時だけ、飲むようにして、普段は飲まなくても良いよ」
「薬が無くなったら、またおいで」
との事で、実際にその後症状が出るたびにテルネリンを飲んで、首の運動を
すると、3週間も続いていた症状が2,3日で消えるようになりました。

今考えると、眼科での診断が正しかったのですが、説明不足と、眼科医の
知識不足のため、ここまでの納得を得られなかっただけでした。

ただこのテルネリン、ロヒプノールと飲むと、強烈に薬の効果を引き出してしまい
翌日、起きれなくなります。 それだけ、脳の血流を良くする効果があると言う事
なんでしょうね。

と言うわけで、今でもテルネリンが無くなると、その脳外科に行き処方して
貰っています。
本当はソラナックスも処方されたのですが、私がデパスを精神科で処方されている事を
話したら、「だったらそっちの方が良いね」と言う事でソラナックスは処方されなくなりました。

 


彼女も鬱14 長い停滞期間と出口

2009-06-26 00:05:00 | 彼女の鬱


3ヶ月もの間、由梨との連絡を放置してたわけですが、私なりにも悩むとこが
ありました。
元人妻で年上で、優しくて、人の悪口はまず言わないと、身体と心の病気以外は
ほぼ、人として、というか交際女性として全く持って私とは釣り合わないほどの
相手だと思います。
スレンダーで顔も整っており、特に笑顔の時はドキッとさせられます。
こんな、すばらしい相手ですが、やはり、多くのハンディキャップを背負わされている
訳で、自分が由梨と共に歩もうとすれば、この先も大きな問題がいくつも出てくるに違いない
と、実感もしていました。
その悩みの間、冷静に考えるためにも一時的に由梨から距離を置く事にしたのです。
なんせ、由梨の笑顔を見たらそれだけで、惚れ直してしまいますから。
そんな期間をおいた3ヶ月目のある日、久々に由梨に会いました。
由梨は、3ヶ月放置された事をあまり攻めません。
由梨は、周りから見るとしっかりしたお姉さんに思われがちですが、実際は
正反対で、完全な不思議ちゃんです。
中学時代から、「由梨ってば妖精とかと話が出来そうだよね」といわれて
それがほめ言葉と思ってた位ですが・・・・
さて、その3ヶ月目、久々に会っての私からの第一声は「久しぶりだね、体調どう?」
とありきたりの話から始めたのですが、由梨はニッとして「隊長、お久しぶりです!!」
と敬礼してきたのです。
もちろん、由梨なりの私が何を悩んでたか察しはついていたみたいです。
それを見た瞬間、くさい話ですが「あぁ、たぶん由梨とは運命で結ばれてたんだな」
「悩むだけ無駄だったんだ」って思いました。
なので、3ヶ月ほったらしにした事をわびて、「お詫びに何か欲しいものある?」
と聞くと、「贅沢かもしれないけど、プラチナの指輪とヌーブラが欲しい」との答えでした。
プラチナの指輪といっても2,3万のでお気に入りがあるのでそれが欲しいという事で
後は、前にも書いたとおりに由梨はスレンダーのためか、胸のボリュームは今一です。 それを解消するため、当時はやりのヌーブラが欲しかった様です。

もちろん、私は、この二つを喜んでプレゼントしました。
ご存じの通り由梨は遠出できないので、通販での購入ですが、サイズもぴったり合い、
今でも、由梨はその指輪を大事にはめています。

この頃、由梨の症状は停滞気味ではありましたけど、こうやってささやかな二人の
幸せを感じながら、徐々に喧嘩も減っていきました