以前にも少しふれたかもしれませんが、2年前まで私は至って健康でした。
常時服用している薬もなく、献血を断られる事はありませんでした。
ただ、6年程前から片側顔面痙攣という病気にはかかっており、1年に一度
地元の脳神経外科にてMRIを撮ってはいました。
この片側顔面痙攣と言う病気は、片側のまぶたの痙攣から始まり、年月をかけて
徐々にその痙攣の範囲を広げ、やがては顔半分が引きつるようになる病気で
この病気が原因で死に至る事は無いものの、根治療法は開頭手術しかなく
良性の難病と言われる病気です。
原因は、脳幹から出ている血管と顔面の神経が頭蓋骨内で接触し、痙攣を
引き起こすという事らしいです。
この痙攣ですが、精神状態にかなり作用されます。
リラックス状態などでは、割と収まっている事が多く、人の多い場所や
プレゼンテーション等の緊張する場面では激しく発症します。
根治療法は開頭手術しかないと書きましたが、その他に対症療法として
よく美容整形などに使われるボツリヌス毒素を痙攣箇所に注入する事により
3ヶ月程度、その痙攣を押さえる事も可能ですが、保険適用でも、一度の
注入で3万程度の治療費が掛かります。
ですので、女性はこの治療をよく行っているようですが、男性の場合は
悪化するまで放置し、放置しきれなくなると、手術する患者が多いようです。
先ほど、精神状態に作用すると書きましたが、まさに鬱病を発症する前後から
この顔面痙攣の症状が酷くなり始めました。
今の状態は、口元までが引きつり、目が自然に半分閉じてしまうと言った状況で
脳神経外科医からも、そろそろ、ボツリヌス毒素を注入するか、手術しないと
運転などに悪影響を及ぼすと言われています。
ただ、もしかしたら鬱病が良くなると症状も少し改善するかもしれない等、無駄な期待も
していますが、たぶん駄目でしょう・・・
と言うわけで、鬱病による休職を選択しようと考えていますが、その際に鬱病が
改善され始めたら、休職ついでにこの片側顔面痙攣の手術も受けてしまおうかと
思っています。
その場合、入院から社会復帰まで3週間から1ヶ月程かかると言う事なので、
3ヶ月の私傷病休暇制度で足りない場合は、もう1ヶ月、休職をのばす事になる
かもしれません。
と、調子が良い時は、そう考えるんですけど、鬱症状が出始めると、手術なんて
とても考えられない・・・って思っちゃうんですけどね。