顔面痙攣に関して、ちょっと質問を貰ったのでもう一度わかりやすく説明しておきます。
まず、入院から手術までかかった費用は以下の通りです。
入院+手術代 95000円
差額ベッド+食事療法代40000円
入院手術代は、入院手術が決まった時点であらかじめ自分の会社が加入している
健康保険組合に申請して高額医療制度の助成証を発行して貰い、その助成証を
退院までに病院に提出する事によって、会計時に高額医療費制度で返ってくる差額分を
あらかじめ計算してくれた上での支払額になります。
この高額医療制度は退院後に申請することもできるので焦って申請する必要は
有りません。
退院時に払う額が多くなるだけで、後で余分に払った分はきちんと健保から返ってきます。
それと症状ですが、大抵は右顔面もしくは左顔面のまぶたの痙攣から始まります。
最初の内は目の疲れかな?と思う程度です。
それが数ヶ月続き、これも人によって進行速度が違いますが、まぶたの周りから
痙攣する箇所が主に下方面に広がっていき目の周りの痙攣と同時に、頬の引きつりと
口の片側だけの引きつり、さらに進むと顎の周辺まで引きつるようになります。
最初の内は、緊張状態の時に痙攣や引きつりが発生しますが、症状が進むと
四六時中症状が出るようになります。
この症状は、最初にまぶたの痙攣が起きた側半分でしか起きません。
また、痛みも一切ありません。
この状態になるまで、10年以上の人もいれば私みたいに数年の人も居ます。
治療としては、ボトックスと言われるボツリヌスという毒素を痙攣部に注射して
神経を麻痺させる方法も有りますが、3,4ヶ月で元に戻るようです。
また保険がききますが、多くの病院では3万円程度の薬代が掛かるようです。
この薬代に関しては最小単位が少ないボツリヌス毒素が出たので、安くなると言う
話も聞いた事がありますが、詳細は不明です。
また、病院によっては、複数人で一本のボツリヌス毒素をシェアすることによって
数千円で済む病院も有るという話もありますが、どうもこれは、ボツリヌス毒素の
取り扱い違反に当たる様です。
私の場合、痛いと聞いていたので最初からボトックス治療は考えておらず、鬱病診断
長期休職と言う事で、一気に手術へと話が進んでしまいましたが、手術前の検査で
MRIなど様々な検査が行われる為、此処で2万円程度の支出があります。
その後の事は、ブログに書いたとおりです。
また、女優の高樹澪が顔面痙攣で命に関わる手術をしたと大げさに騒ぎ立てていますが、
国内での顔面痙攣の手術による死亡例は1件もありません。
ただし、死亡はしなくても手術の失敗により症状が酷くなったとか、片側の聴力が
失われたと言う例は有るらしいので、手術をする病院だけはインターネット等で
評判の良い病院を選ぶのが大事だと思います。
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