3ヶ月もの間、由梨との連絡を放置してたわけですが、私なりにも悩むとこが
ありました。
元人妻で年上で、優しくて、人の悪口はまず言わないと、身体と心の病気以外は
ほぼ、人として、というか交際女性として全く持って私とは釣り合わないほどの
相手だと思います。
スレンダーで顔も整っており、特に笑顔の時はドキッとさせられます。
こんな、すばらしい相手ですが、やはり、多くのハンディキャップを背負わされている
訳で、自分が由梨と共に歩もうとすれば、この先も大きな問題がいくつも出てくるに違いない
と、実感もしていました。
その悩みの間、冷静に考えるためにも一時的に由梨から距離を置く事にしたのです。
なんせ、由梨の笑顔を見たらそれだけで、惚れ直してしまいますから。
そんな期間をおいた3ヶ月目のある日、久々に由梨に会いました。
由梨は、3ヶ月放置された事をあまり攻めません。
由梨は、周りから見るとしっかりしたお姉さんに思われがちですが、実際は
正反対で、完全な不思議ちゃんです。
中学時代から、「由梨ってば妖精とかと話が出来そうだよね」といわれて
それがほめ言葉と思ってた位ですが・・・・
さて、その3ヶ月目、久々に会っての私からの第一声は「久しぶりだね、体調どう?」
とありきたりの話から始めたのですが、由梨はニッとして「隊長、お久しぶりです!!」
と敬礼してきたのです。
もちろん、由梨なりの私が何を悩んでたか察しはついていたみたいです。
それを見た瞬間、くさい話ですが「あぁ、たぶん由梨とは運命で結ばれてたんだな」
「悩むだけ無駄だったんだ」って思いました。
なので、3ヶ月ほったらしにした事をわびて、「お詫びに何か欲しいものある?」
と聞くと、「贅沢かもしれないけど、プラチナの指輪とヌーブラが欲しい」との答えでした。
プラチナの指輪といっても2,3万のでお気に入りがあるのでそれが欲しいという事で
後は、前にも書いたとおりに由梨はスレンダーのためか、胸のボリュームは今一です。 それを解消するため、当時はやりのヌーブラが欲しかった様です。
もちろん、私は、この二つを喜んでプレゼントしました。
ご存じの通り由梨は遠出できないので、通販での購入ですが、サイズもぴったり合い、
今でも、由梨はその指輪を大事にはめています。
この頃、由梨の症状は停滞気味ではありましたけど、こうやってささやかな二人の
幸せを感じながら、徐々に喧嘩も減っていきました