現場と経営は両立するか

ある会合で医療機関の事業コンサルを行っているアメリカ法人の日本責任者と話す機会があった。
おもしろかったのは病院でも医師の熱意と経営は違うようで、医師が自分の医学へこだわりすぎると病院経営はうまくいかないようだ。
ある地域には５００床規模の急性期病院が2院あり、さらにもう1つ３００床規模の病院があるそうで、その病院の２００床は療養型、残り１００床が急性期という病院。ここの院長は自分が脳外科出身から近隣に脳外科があるものかかわらず地域全体の患者動向を無視して急性期にこだわる。事務長などは反対だそうで医療でも医師が治療現場にこだわると医療機関としての経営判断を誤る。

居宅介護支援事業はケアマネが経営と兼務している法人形態がほとんどだがケアマネジメントを確実に行い成果を出していくという観点からは現場と経営の分離を一度検討しみることも無意味でないだろう。