一人の人物「陣内」殿の周囲で起きた五話の短編集。
どの話でも陣内殿は主役じゃないんだけど、
5つの世界をつなげる潤滑油として登場。
この陣内殿ってのがスゲく複雑怪奇な御方で
現在の日本じゃ、おおよそ成立できないほどの自己中。
世界は自分を中心に回ってると信じてるっぽいのに、
普っ通に大学生やら裁判所勤務をしてたり。
「ありえねぇ」と思いつつ、ありえなさに救われたりする部分も。
それぞれが独立した短編ながらも
登場人物とささいな複線で一つのつながったお話として
構成している手法はお見事で「巧み!!」認定。
そういう意味では短編集だけど一本の長編とも言えなくもない、
・・・ちょっと言い過ぎかも。
どの話でも陣内殿は主役じゃないんだけど、
5つの世界をつなげる潤滑油として登場。
この陣内殿ってのがスゲく複雑怪奇な御方で
現在の日本じゃ、おおよそ成立できないほどの自己中。
世界は自分を中心に回ってると信じてるっぽいのに、
普っ通に大学生やら裁判所勤務をしてたり。
「ありえねぇ」と思いつつ、ありえなさに救われたりする部分も。
それぞれが独立した短編ながらも
登場人物とささいな複線で一つのつながったお話として
構成している手法はお見事で「巧み!!」認定。
そういう意味では短編集だけど一本の長編とも言えなくもない、
・・・ちょっと言い過ぎかも。
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