以前、時折拝読をさせて頂いて居た或ブログ。
その仔は某犬種のチャンピオンを取得したり等の
素人が見ても美しい美しい仔。
昨年、持病で亡くなった。
飼い主さんは、元気な頃から
その仔中心に生活し、それはそれは大事に
目の中に入れても痛くない程に溺愛をして居た様だった。
元々、そういった性質の子なのかも判らないが
可愛がられ、愛されて尽くして居たその仔は
かなり穏やかで人懐こかった。
徐々に具合が思わしくなくなって来た中で
飼い主さんは少しづつ心の準備をされて居た事が
行間から読み取れた。
亡くなり、数ヶ月経つ。
怖くて拝読させて頂けなかったが
久し振りに。。。
元気な頃の画像が載って居た。
短く優しい文章から、図り知れない程の苦悩が
胸を抉られる思い。。。
もう二度と戻らない、といった様な表現が
幾度と無く繰り返される。
馬鹿だな、涙が溢れて仕方が無い。
どうし様も無いのだ、何をどう足掻いても
本当に戻らない、そうだ、これが真実。
何がどう起ころうと。。。天と地が逆さになろうと
一度失った命は「絶対」に戻らない。
そう「絶対」に。
飼い主に看取って貰う、これは或意味
幸福な事なのだろうと思う。
イヌの幸せが何かは永遠に判らないが、それでも
それまで衣食住を共にして来た自分の飼い主に
その厳粛な最期の刻を見守って貰える、という事は
安心し生を閉じられる一つの大事な要素では
ないか。。。
否、もしかするとイヌはその様な事も
考えないのかも知れない。。。しかし亡くなる直前に
その仔の瞳に映る者は、飼い主であれば
それが理想ではないか?
どうし様も無いのだ。
この仔と別れずに一生一緒に過ごす事は
生に逆らう事。。。
何もかも順序が大事なのだろうと思う。
逆はいけない。
気が重い。。。
。。。ゆき、ゆき。。。
クニャクニャ、テロテロなゆきを抱きしめる。