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全国交通ニュースブログ

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沖縄県のタクシーの営業区域に関する情報が公開されました

2024-05-31 18:19:17 | タクシー

関連ブログ記事・・・2023/6/12付「沖縄県のタクシーの営業区域は?

沖縄総合事務局公式サイトで、沖縄県のタクシーの営業区域に関する情報がついに2024/5/15付で公開されました。

自家用車活用事業の許可に関する取扱い(令和6年3月29日、国自安第181号他)」2.(1)に定める沖縄総合事務局管内におけるタクシーが不足する地域、時期及び時間帯並びにそれぞれの不足車両数の公示について

本題はライドシェア解禁に関する公示ですが、その根拠となる「タクシーが不足する地域、時期及び時間帯並びにそれぞれの不足車両数」が営業区域を基準としているので、結果として営業区域に関する情報公開ともなっています。

沖縄本島 本島内市町村 <登録台数は2936台>

宮古島 宮古島市 <登録台数は194台>

石垣島 石垣市 <登録台数は279台>

伊平屋島:伊平屋村 <登録台数は1台>

伊江島:伊江村 <登録台数は7台>

久米島:久米島町 <登録台数は19台>

渡嘉敷島:渡嘉敷村 <登録台数は2台>

南大東島:南大東村 <登録台数は2台>

竹富島:竹富町 <登録台数は2台>

西表島:竹富町 <登録台数は2台>

与那国島:与那国町 <登録台数は3台>

おそらく、ここに掲載されていない離島(伊是名島・粟国島・北大東島・多良間島・小浜島・波照間島など)には2024/5現在タクシーが1台も登録されていないものと思われます。

そして、以前は独立した営業区域だった伊良部島は、架橋により宮古島と陸続きになったのに伴いタクシーの営業区域も宮古島本体と統合されたわけですね。


山陰線小串~長門市間の代行バスに乗車(その3)

2024-05-31 12:31:01 | ローカル鉄道

その1はこちら その2はこちら 

3.滝部駅~阿川駅間

付近のGoogleMapはこちら

代行バスは国道435号を西北西に向かいます。山口県の道路整備状況は全国的に見てもトップクラスで、快適な2車線道路が延々と続きます。

難読駅名として知られる特牛(こっとい)駅の代行バスのバス停は、国道435号から分岐して駅に向かう市道の交差点付近にあり、駅前(ストリートビューはこちら)には乗り入れません。特牛駅には中型路線バスが乗り入れていますが、この路線の性格は「観光地として知られる角島へのアクセス手段として、その最寄り駅である特牛駅に乗り入れているもの」で、駅周辺には2軒の家屋しかなく、利用実態からして「わざわざ寄り道するまでもない」と判断したのかも。

実際の特牛の集落は駅から3kmほど離れた海沿いで、国道435号と国道191号が交わるあたりです。代行バスがこの交差点を通過したのは、特牛駅の代行バス停を通過してから3分半後でした。

国道191号に戻った代行バスですが、この先は阿川駅の手前まで山間を経由します。阿川駅は国道191号から数百m離れていますが、こちらは律儀に駅前まで入ってから折り返します。ただ、長門市方面からやってきた小串行の代行バスとかち合ってしまい、「駅前には同時に1台しかバスが入れない」とかでしばらく手前で待機を余儀なくされました。

小串行の代行バスが駅前から出てきました。こちらは一般路線バスタイプです。

阿川駅では1人下車。駅前では開放的なつくりのカフェが営業中です。

https://www.agawa1928.com/

老朽化した無人駅の駅舎を2019年に建て替える際に、人の集まるスペースとすべく出店したようですが、列車が来なくなってから既に10か月以上が経過しています。阿川駅を含む滝部~人丸間については、途中の長門粟野駅付近の粟野川の鉄橋が大きく損傷し架け替えが必要となったため、運転再開は2年以上先です。

4.阿川駅~長門粟野駅~伊上駅間

付近のGoogleMapはこちら

阿川駅も長門粟野駅も今は下関市内ですが、市の中心部からは50kmも離れています。件の粟野川の鉄橋付近までは、国道191号はJR線と離れた山の中を通ります。

国道191号の粟野川橋梁は現在架け替え工事中(ストリートビューはこちら)ですが、これは2023年の大雨被害とは無関係で、老朽化のため2018年から工事に着手したものです。

http://www.yamaken.or.jp/blog/?p=728

長門粟野駅も国道から離れていますが律儀に寄り道します。但し、この便の乗降はゼロでした。

ただ道路事情は阿川駅よりもずっと悪く、大型バスでは本当にギリギリな狭路を通り抜けると、その先は漁港でした・・・

やっとのことで国道191号に戻ります。当然の如くガードレールはオレンジ色です。JR線のトンネルというかシェルターのような構造物が見えます。

この1kmほど先でようやく下関市域は終わり、長門市域(平成の大合併前は油谷町)に入ります。しばらくJR線と並行しますが、このあたりは大雨被害を免れたようです。

長門市域最初の駅である伊上駅。国道沿いに小さな駅舎がありました。乗降はなく、2分ほど時間調整。

(つづく)


山陰線小串~長門市間の代行バスに乗車(その2)

2024-05-30 23:00:09 | ローカル鉄道

その1はこちら

2.小串駅~滝部駅間

代行バスは、JRの線路と並行する風光明媚な海岸沿いの国道191号を北上します。次の湯玉駅では定刻より3分も早く到着したので時間調整します。1人降車。

湯玉の集落はJRより海岸側にあり、もともとこちら側だけに駅舎がありましたが、後に国道に面した側にも駅舎が設置されたもののようです。

この先で国道は海岸から離れて小さな峠を越えますが、線路は引き続き国道と並行しています。再び海が見えてきたあたり(間に田んぼが広がっていますが)で次の宇賀本郷駅の代行バス停に到着。小さな無人駅を見下ろす国道沿いにあり、乗降はやはりゼロでした。

さらに北上すると、平地は尽き「海-国道191号-JR山陰線-斜面-山」の位置関係が次の長門二見駅の手前までしばらく続きます。

付近のGoogleMapはこちら

この区間でも鉄道に大雨の被害があったようで、斜面や線路を修復した跡が複数個所確認できました。

そして、二見夫婦岩のあたりでガードレールの色が変わります・・・該当箇所のストリートビューはこちら 山口県の管理する道路(県道のほぼすべてと国道の過半)のガードレールはオレンジ色に塗られており、他県では例を見ないため「単に道路が写っているだけの写真でも山口県と特定できる」のですが、国道191号の場合は二見夫婦岩以南が国土交通省直轄なのでガードレールは一般的な白や灰色です。

二見夫婦岩の少し先で、代行バスは国道から離れ右折して県道39号粟野二見線のトンネルに突入します。これは鉄道が内陸部を経由しているためで、トンネルを抜けたところが長門二見駅の代行バス停でした。駅舎の川向かいで、線路は駅舎よりやや高い場所を通っています。乗降はやはりゼロ。

ちなみに、駅前に停車している青いバスは、ブルーライン交通のローカルバス(国道191号が鉄道と離れている二見駅~特牛港間を主に運行)です。

https://www.sandenkotsu.co.jp/uploads/2024/04/BLT03_20240401.pdf

代行バスは県道39号を北上し、滝部駅に定刻に到着しました。ここは平成の大合併前の豊北町の中心で、比較的大きな集落があり、駅近くには旧町役場(現豊北総合支所)があります。したがって6人も下車しました。乗車はゼロのため、乗客数は1桁になりました。

駅前はアクセス道路も広場もかなり広く(ストリートビューはこちら)、小串駅とは大違いです。

(つづく)


山陰線小串~長門市間の代行バスに乗車(その1)

2024-05-30 08:17:06 | ローカル鉄道

2023/6/30~7/1にかけての大雨による災害により、JR西日本山陰線の長門市~小串間では橋梁の損傷や土砂崩れなどの被害を受け、以来長期にわたり列車の運転を見合わせ代行バスを運行しています。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230703_00_press_saninbus_1.pdf (代行バス運行開始時点のアナウンス)

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240222_00_press_saninmine.pdf (このブログを書いている時点での最新情報)

2024/5/26(日)に代行バスに乗車してきましたので、順次報告します。

1.小串駅

下関~小串間は沿線人口が比較的多く1時間に1本以上の列車が運転されていますが、小串以北はもともと列車本数が半減していました。代行バスの便数は列車に準じています。

ここでの最大のポイントは、「代行バスは駅前ではなく駅裏に発着しており、途中の道筋が迷いやすいこと」です!

小串駅の駅前広場自体は広く、代行バスに充当される大型バスでも余裕でターンできそうですが・・・

駅前広場からこの地区の幹線格の道路である国道191号に至る道が狭く代行バスの運行に耐えられないため、駅裏の国道191号沿いの空き地を発着スペースとしています。

距離にして約200mですが、線路を越える手段は踏切でも跨線橋でもなく地下道であり、その入口がわかりにくいのです。図示はされていますがやはり難儀そうですね・・・

日常的な利用者はともかく、特に旅行者はほぼ確実に迷うと考えたのか、「現地に警備員を配置し、代行バスの発車予定時刻の5分前に警備員先導のもと代行バスのりばに向かわせる」という体制が確立されていました。私も最初は自力で移動しようとしましたが、道を1本間違えたため地下道の入口にたどり着けず、慌てて駅舎に戻って警備員さんのお世話になりましたとさ・・・ 

その「国道191号沿いの空き地」に停車中の鉄道代行バス。乗客は十数人いましたが、私以外は日常的な利用者でした。

国道の向こうに小串駅のホームが見えますが、線路があるのでそのまま突っ切っては行けません・・・

代行バスは定刻に発車。滝部駅の前後など一部区間を除き、基本的に国道191号を走行します。

(つづく)


富海駅と富海海水浴場(山口県防府市)の状況について

2024-05-30 00:13:33 | 観光関連

関連ブログ記事・・・2024/5/28付「国道2号富海拡幅の2024/5/下旬時点の工事状況(前)

富海拡幅の現況報告のため、まずJR山陽線富海駅に降り立ちました。

駅から南に少し歩けば海水浴場があり、かつては夏休み期間中の駅は大賑わいでした・・・現在電車を利用して海水浴にやってくるのは中高生か技能実習生くらいのはず 

つい最近まで1898年建築の木造駅舎が健在でしたが(2022/9時点のストリートビューはこちら)、老朽化のため解体され、2023/12/17に駅舎機能を備えた交流施設(防府市が整備)に生まれ変わりました。

https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20231217-OYTNT50094/

駅舎は下りホームに面しており、上り電車利用の場合は跨線橋を渡る必要があります。

かつては上りホームにも待合所がありましたが、やはり老朽化のため撤去され、跡地にベンチが並べて置かれています。したがって、雨の日や暑い夏の日に電車を待つのは大変です・・・

解体直前の頃には、その待合所に素晴らしい大判ポスターが掲示されていました(私も実見しています)。

https://news.livedoor.com/article/detail/19192557/

左側は地元で生産される藍をイメージしたものです。右側は、同じデザインのものが富海地域おこし事業のサイトに掲載されていますが、ポイントは右下の「好きなんだもの。」のコピーです。

https://town.tonomi.or.jp/%e5%af%8c%e6%b5%b7%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%81%8a%e3%81%93%e3%81%97%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e3%80%8e%e8%aa%b0%e3%82%82%e3%81%84%e3%81%aa%e3%81%84%e6%b5%b7%e3%81%a8%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%81%ae%e5%be%a9%e6%b4%bb/

これは、半世紀以上前に南沙織さんが歌い、後に森高千里さんがカバーした「17才」の歌詞の一節です。この曲の作詞者である有馬三恵子さんは防府市の出身で、地元の原風景であるこの海水浴場をモチーフにしてつくられたというのが定説になっています。

https://yama.minato-yamaguchi.co.jp/e-yama/articles/73463

ということで早速海水浴場に向かいました。既に海の家の建設が進んでいましたが、その前にあるはずの砂浜が見当たりません・・・ ひな壇になった防潮堤の基部に直接波が打ち寄せています。

海水浴場の東側には砂浜が健在ですが、重機が多数入って砂を掘り返しています。土嚢も多数置かれており、他から砂を運び込んで砂浜を広げ海水浴シーズンに備えているのかと思いましたが・・・

これは、地元の建設会社が主催するビーチサッカー大会(2024年は6月1・2の両日に開催)に備え、砂浜を整地して試合会場を設営する工事でした。

https://www.sawata.com/news/sbsg2024_entry/

ちなみに、「17才」の世界観とは全く違う「海水浴場であるにもかかわらず砂浜が見当たらなくなっている」事象ですが、最近になって浸食が進んだわけでもなく、海岸を現在の形に整備した時点からのもののようです。念のために富海海水浴場一帯の海岸を管理する防府市の部署に聞いてみたところ、遠浅の海岸故に、干潮の時間帯には一面に砂浜が広がるものの、満潮の時間帯にはほとんどが海面下に没してしまうからだそうです・・・

 

最後に紹介するのは、ひなびた富海漁港(海水浴場の東側)の情景です。